カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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幻ヴィンヤードの人気者 Donkey
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同じく、Shakira と Dave Alhandora
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来年も幻ワインを宜しく。

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# by kissouch | 2010-12-23 12:00 | 余談
昨日、
カリフォルニア夢紀行が放送された。(私はまだ見ていないが。)
「激励?」「見たよ!」のeMAILを沢山頂いた。

ありがとう!!

その中で「マボロシワインを何処で買えるか?」と、問い合わせがあったので改めてお知らせさせていただく。
アメリカ在住の方は直接Websiteへ。

日本では下記のワインが、高島屋さんや有名ワインショップで購入できる。




MABOROSHI PINOT NOIR RUSSIAN RIVER VALLEY MABOROSHI VINEYARD 2007
幻ピノノワール ロシアン・リヴァ・ヴァレー 幻ヴィンヤード 2007

REBECCA K PINOT NOIR SONOMA COAST MABOROSHI VINEYARD 2006  
レベッカ K ピノノワール ソノマ コースト 幻ヴィンヤード 2006 

MABOROSHI CHARDONNAY LOS CARMEROS 2009 
幻シャルドネ ロス・カーネロス 2009  
 
MABOROSHI CABERNET SAUVIGNON NAPA VALLEY 2003
幻カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー 2003 

日本橋タカシマヤ
〒103-8265
東京都中央区日本橋2丁目4番1号
TEL(03) 3211-4111

玉川タカシマヤ
〒158-8701
東京都世田谷区玉川3丁目17番1号
TEL(03) 3709-3111

新宿タカシマヤ
〒151-8580
東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号
TEL(03) 5361-1111


神奈川県
横浜タカシマヤ
〒220-8601
横浜市西区南幸1丁目6番31号
TEL(045) 311-5111


群馬県
高崎タカシマヤ
〒370-8565
高崎市旭町45番地
TEL(027) 327-1111


千葉県
柏タカシマヤ
〒277-8666
柏市末広町3番16号
TEL(04) 7144-1111


愛知県
ジェイアール名古屋タカシマヤ
〒450-6001
名古屋市中村区名駅一丁目1番4号
(052)566-1101


大阪府
大阪タカシマヤ
〒542-8510
大阪市中央区難波5丁目1番5号
TEL(06) 6631-1101

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# by kissouch | 2010-12-20 03:19 | wine link
オーガニック栽培に比べ、
農薬、化学肥料を使うほうが効き目が早い、そのうえ安い、そして簡単、と良いことだらけだ。
それゆえ、その誘惑は、常にオーガニック栽培者を襲う。

今年のミルデユー被害のため、その誘惑に負けた畑が沢山あると聞く。
(ミルデユーを防ぐために農薬に手を出してしまった。)


幻ヴィンヤードでは、そのような誘惑に負けることは当分ないだろう。
と言うのは、オーガニック栽培、バイオダイナミック栽培が面白いからだ。


畑にミネラル分を与えるには「海草」がベストと聞き、
先週ボデガベイ近辺の海岸に「海草を採り」に行った。

雨水をためたワイン樽に海草を浸し、「Sea weed tea」を作る。
そして、数ヵ月後、その「Tea」を畑に撒く。
どうしてこんな面倒なことを、と思われる方がいるかもしれないが、
これが面白い。


幻ヴィンヤードからボデガベイまで車で20分ほど。
ボデガヘッドとサーモンクリーク浜で、打上げられた昆布や海草を拾った。

ボデガベイあたりは、ヒチコックの映画「鳥」の舞台となったところだ。
映画に出てきた建物を辿るのも面白い。
また、手ごろなシーフードレストランもあり、
ワインテイスティングに飽き、
ちょっと趣を変えたい方にお勧め。


冬なので、「誰もいない海」と思ったが、
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サーファーや観光客を見かけた。
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カモメも。
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波打ち際に昆布が。
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映画「鳥」に出てきた教会。
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その前には沢山の鳥が。
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そして、学校。
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# by kissouch | 2010-12-15 11:50 | ヴィンヤード/vineyard

Starling と Rats    2

7月から8月にかけて葡萄が甘くなってくると、鳥が葡萄を食べに来る。
いろいろな鳥が葡萄を食べるが、Starling という種類が最も悪い。

今年は葡萄が不作にもかかわらず、Starling が多い。

ブラックベリーが豊作でRatsが増えるのはわかるが、
どうしてStarlingが多いのだろう??と考えると。。。。

9月にSunBurnedのためにレイズンになった葡萄が収穫されなかった。
それゆえ、”鳥の餌となる葡萄”はヴィンヤードに残ったままだ。
幻ヴィンヤードの隣の畑も50%収穫しなかった。
そのためにStarlinng が幻ヴィンヤード上空を駆け巡っている。

ハーベスト前までは「憎くきStarling」だが、
ハーベストが終わった今、Starlingのアクロバテックな飛翔を見るのは爽快だ。
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写真下、飛ぶのが早く良い写真が取れないので、ローカル新聞から拝借した。
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# by kissouch | 2010-12-09 10:22 | ヴィンヤード/vineyard

Starling と Rats   

カリフォルニアでは野生のブラックベリー・ヴァインがいたるところで見られる。
7月頃になると、カントリーロードに車を止めて、ブラックベリーを採っている家族を見かけたりする。
幻ヴィンヤードの周囲にも沢山ある。
夏になると娘のエイミーとレベッカがこのブラックベリーを使って、パイなどを作る。

さて、このブラックベリーを主食にしているRat(野ネズミ)が、
ブラックベリーの回りに巣を作っていることを知っている人は少ないだろう。

今年の葡萄の収穫は極端に落ちたが、ブラックベリーは豊作だった。

(今年の異常気象はブラックベリーにとっては良かったらしい)

ブラックベリーが豊作だったこともあり、野ネズミも増えたようだ。
注意深い性格なので見かけることはなかったが、ことしはよく目についた。

11月下旬、Thanksgiving の週、珍しいく氷点下の気候になった。
野ネズミも寒かったらしく、ガレージに侵入してきた。
そして私の車のエンジンルームに巣を作った。
やわらかいホースを噛み切り、中に入り、ヒーターのブロワーに巣を作ったのだ。
エンジンをかけるなり、車内は埃だらけになってしまった。

修理代、630ドル。
カーディーラーの話では、今年はこの種の修理が多いとのこと。

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# by kissouch | 2010-12-09 03:33 | ヴィンヤード/vineyard

Stash Sale!!  

カリフォルニアに来た当時、
思いもかけないミステイクを目撃して驚いたことがある。

(今は少々のことでは驚かない)
1))葡萄ジュースの発酵中、1日に2~3回、
定期的にポンプオーバーをするのはご存知だろう。
そのポンプオーバーの仕事をしていることを忘れ、
帰宅してしまったアメリカ人。
30分の予定が、ポンプは10時間ちかく回ったままだった。

2)アシスタントワインケーカーがSO2の量を間違え、多く入れてしまった。
それを取り除こうとN2ガスをワイン中にいれSpargingしていた。
(何の効果もなく、ワインを傷めているだけだ。)

数えればいくらでもある。
またハーベスト中は忙しいので、どこのワイナリーでも多くのミステイクが起こる。

もちろんワイナリー以外でも、
どうしてこんなことが起こるのか?ということが起こる。

一般的に、ワイナリーはボトリングしたワインをワイン専用の倉庫会社に保管する。
その倉庫はとても大きいので、案内なしに入ると迷子になってしまう。
とにかくデカイ。
そのため、ワインの保管はコンピューターで管理されている。
(と、倉庫会社は胸を張っている。)

しかし、そのような倉庫でもワインが迷子になるようだ。

RebeccaKのシャルドネ2006年の在庫がなくなった、と今年の1月にワイン倉庫から連絡があった。私の手元の在庫表には30ケース残っているはずだった。

「30ケース残っていないか確認して欲しい。」と連絡した。
答えは「コンピューターにも、フィジカル・インベントリーでも在庫がない。」ということだった。

これはおかしいな、と思いつつ時間が過ぎた。
そして忘れた頃、先週、Thanksgiving前に倉庫から連絡があり、
「30ケースみつかった。」と。

(オイオイ、しっかりしてくれよ、と言いたい。連絡が来るだけ良心的か??)

さて、この行方不明だった、
RebeccaKシャルドネ2006年30ケース を 特別価格で販売しようと思う。

Retail 価格1ケース336ドル を 1ケース88ドル。(約74%OFF)

日時 12月11日(土曜日)1:00pm~3:00pm
場所 幻ヴィンヤード

また、当日、
Rebecca K Pinot Noir 2008
Maboroshi Pinot Noir 2008
Maboroshi Pinot Noir 2007
の試飲販売もしようと思う。
もちろんクリスマス特別価格で!


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# by kissouch | 2010-12-02 06:29 | wine link
(3)で述べたように、隣のヴィンヤードの葡萄を、某カルトワインCが買うことになっていたが、レーズンになったためにその葡萄は購入されなかった。



そのカルトワインCは。。。。

2年ほど前にそのラベル(ブランド)は売りに出され、
そしてオーナーが変わり、
その新しいオーナーは生産量を増やし、ごそっと儲けている。

(一般消費者はオーナーが変わったことも、生産量を増やしていることも知らないだろう)

(カリフォルニアではワイナリーやラベル(ブランド)の売買が多い。
特にナパでは多く、少し有名になるとブランドを売って、お金に換える。
そのブランドを買ったオーナーは、量産して利益を得る。)


そのカルトワインCから、
「幻ヴィンヤードの葡萄を購入したい。」という話が、
マネージメント会社を通して連絡があった。
売る葡萄はなかったが、
どのような内容か興味があったので話を聞いてみた。

(ボトル1本を100ドル以上で販売しているワイナリーなので、どれくらいのOfferがあるか興味津々だ。)

ところが聞いてびっくり、
「馬鹿にするなよ!」という金額だった。

今年は平年に比べピノノアールの収穫量はかなり落ちたので、
ほかのピノノアールで有名なワイナリーからも問い合わせがきた。
が、断るしかなかった。


今年のヴィンテージに関して、あまり良い話を聞かないが、
ひとつ例外がある。
セミヨンでレイトハーベストの甘いワインを作っているワイナリーには、
今年の気候は良かった。

例年、Botrytis菌がうまく着かず苦労しているワイナリーが多い。
畑のスプリンクラーで水をかけたり、苦労している。
しかし今年は放っておいても、Botrytis菌が葡萄に着く。

セミヨンだけでなく、収穫が遅れたカベルネにも着いたのには困ったものだが。

セミヨンのレイトハーベスト、
と聞けばなんとなく美味しそうなワインに聞こえるが、
カビに取り付かれたセミヨンを見ると飲む気をうっする。(写真下)
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# by kissouch | 2010-11-30 08:59 | news in sonoma/napa
例年、Thanksgiving の日は、
アメリカの慣習に従って、ターキー・ディナーを腹いっぱい食べて、
CowboysとLionsのアメリカン・フットボールを見て、
静かに、怠惰な一日を過ごす。

しかし、今年のThanksgiving は全く異なった。

羽田ーサンフランシスコの直行便(定期便)が就航されたことを記念して、
サンフランシスコおよび、その周辺の旅紀行番組がTBS系列で放送される。
その”サンフランシスコ周辺”に幻ヴィンヤードが含まれる。
テーマは、カリフォルニア夢紀行(仮題)。

当日、ディレクターさんに
「放送時間は3分ぐらいですか?」
と聞くと、
「3分以上はあります。笑
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」と言っていたので、
3分以上は幻ヴィンヤードの様子やターキーを食べているシーンが映ると思う。

旅の案内には、
三宅裕司さん、加藤晴彦さん、Tiaraさん。

午後2時過ぎから撮影が始まり、終わったのは7時。
総勢24人のスタッフが入り乱れ、てんやわんやの日だった。

皆さん、お疲れ様!

放送日:12月19日
時間: 14:30 ~ 15:54



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# by kissouch | 2010-11-28 03:06 | 余談
私のブログの読者の方々には、
「キャノピーマネージメント」
と言う言葉を知っている人も多いだろう。

葡萄の房の周りの葉を取り除くことにより、
風通しを良くしてカビの発生を防ぐこと、
葡萄の房にある程度日光を当てることによって「グリーンな香り」を取り除く効果、
また、糖度を上げる効果もある。
どの程度取り除くかは、
ブドウ栽培家や醸造家のフィロソフィーによる。

幻ヴィンヤードでは、西側は取らないで、東側の葉を70%ほど取り除く。

今年、幻ヴィンヤードでは例年通りのキャノピーマネージメントだった。
しかし、多くのヴィンヤードでは、例年通りではなかった。
「ミルデユーの発生を恐れたこと」と
「葡萄の成長が遅れたこと」から、
例年以上に葉を取り除いたヴィンヤードが多かった。
葡萄の房が、”素っ裸”にされた。
その結果どうなったかと言うと。

9月初旬に入り、ソノマ、ナパは突然「夏」になった。
最高気温が22℃前後だったのが突然35℃以上に跳ね上がった。
徐々に気温が上がっていく場合35℃でも葡萄は驚かないが、
この急激な気温の上昇のために葡萄は拒絶反応を起こし、”サンバーン”になってしまった。
つまり、葡萄が破裂したり、レーズンになった。
特に”素っ裸’にされた葡萄で、ジンファンデルに多く見られた。
また、葡萄の皮の薄いピノノアールにも大きな被害がでた。

下の写真は、幻ヴィンヤードの隣の畑。
某カルトワインCが購入する予定だった。
レーズンになってしまったために50%の葡萄は収穫されず、鳥の餌になった。
大損害。

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続く

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# by kissouch | 2010-11-25 12:42 | news in sonoma/napa

デローチ・ヴィンヤードのピノノアールに、
Maboroshi VineyardのDesignate wineがあるが、
飲んだ方もあるかと思う。

(飲んだことのない方はぜひトライいしてほしい)

このデローチ・ヴィンヤードはグロワー(葡萄栽培農家)をとても大切にもてなす。
取引のあるグロワーを呼んで、月に一回ディナー付のテイスティングを行うのもそのひとつだ。
参加しているのがグロワーだけに、
そのテイスティングで話題になるのが、何処の葡萄が優れているかだ。
ワインは全てブラインドでテイストして優劣をつける。
それぞれの葡萄がどのワインに使われているか知っているので、
ワインのポイントに一喜一憂がある。

ピノノアールの場合、トップ争いになるのは、
私の畑がある、Sebastopol Hills 対 Green Valley となることが多い。

(Sebastopol Hillsは正式なAVAではない。Russian River Valleyの南部に位置し、北部よりかなり気温が低く地形が複雑なため、専門家の間でSebastopol Hillsの名称が用いられる)

そんなこともあり、Green Valleyに畑を所有する Aさんとはよきライバルだ。

ハーベスト前、9月初旬にヨーロピアン・グレープ・モス(葡萄の木を傷める蛾)についての会合があった。それに参加したレベッカは、偶然にもAさんの隣の席についた。

Aさんは、今年はハーベストをしなくても良い、とレベッカに言った。
レベッカはその意味が分からず、
「Why ?]
と聞き返すと、
「ミルデユーに90%の葡萄が侵された。
そのため、泣きながら全ての葡萄を切り落とした。」と言っていた。

続く

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# by kissouch | 2010-11-24 11:45 | news in sonoma/napa