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カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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3 11 Three Eleven    

地震が発生した2時46分PMには、地下2階の駅にいた。

揺れる、揺れる。。。。ひどい揺れだ。

「地下は安全です。落ち着いて行動してください。」

と、Panicを防ぐため構内放送があったが、
尋常でない揺れだったので、急いで地上へと駆け上がった。

地上では、すでに多くの人が建物の外に出ていた。
余震が続くので、外に非難した人々は暫らく待機していた。


不安そうに向かいのビルを見上げる女性。(下の写真)
余震で、多くのビルが揺れていた。
3 11 Three Eleven             _f0007498_1949103.jpg




地震後、すぐ、携帯は繋がりにくくなった。皆一斉に使ったからだろうか?

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Look! Look! Look!!!!
3 11 Three Eleven             _f0007498_1950359.jpg



そして、かなり強い余震。
下の写真、真ん中の細長い3棟のビルが横揺れし、互いにぶつかり合っていた。

3 11 Three Eleven             _f0007498_19504068.jpg



この後、六本木ミッドタウンのヴィノテカでワインメーカーズディナー。
地下鉄、JRとも全面ストップ。
タクシーも拾えない。
が、偶然乗り合いでタクシーに乗れた。
ヴィノテカへの到着後、都市ガスがストップしたので料理ができないことがわかる。

「今日のワイン会は中止」

と、決まった。

しかし、今日のワイン会に参加される方々に連絡できない。
電話がほとんど通じないので。
それでは、もし来られた方にはそれなりの対応をする、ということになった。

交通機関が全てストップしているので、多分誰も来られないと思っていたが、
徒歩で2人の女性が来られた。
一人は1時間、もう一人は3時間歩いてきたそうだ。

女性は強い!

一般客は無いので、今日はこの女性2人の貸切。下の写真。
3 11 Three Eleven             _f0007498_21172832.jpg



帰るころ(午前0時ごろ)ほんの一部の地下鉄が復旧していたが、長い列ができていて2~3時間待ち。
JRは動いていない。
タクシーは全く拾えない。
最後の手段は、徒歩。
六本木からホテルのある田町まで歩いて帰ることにした。
途中、いたるところで交通大渋滞。
ほとんど動かない。

タクシーに乗れなくてよかった。

真夜中にかかわらず、多くの人が歩いてる。
皆、徒歩で帰るのだろう。

東京タワー近くにさしかかった。
とてもきれいなイルミネーション。

午前1時半頃だろうか、私が写真をとったとき、1台の観光バスが止まった。
そして、ぞろぞろ観光客が降りてきて、
東京タワーの写真をとっている。

(ノーコメント)
3 11 Three Eleven             _f0007498_2118173.jpg



次の日も、断続的に余震が続く。
宿泊している部屋は17階だ。
余震と言えどもすごく揺れる。
外を見ると他のビルも揺れているようだ。(写真では分からないが)
3 11 Three Eleven             _f0007498_21183314.jpg


けさ、ソノマから良いニュースが入ってきた。
レベッカが6匹の子羊が生まれた、とEmaiを送ってきた。


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# by kissouch | 2011-03-13 17:54 | wine link
今日は三軒茶屋の「のみ山」さんで。

下の写真の意味がわかる人は、、、True Maboroshi Wine Fan!!
意味がわかった方は、コメントを記入するべし!



この写真の意味がわかる人は、本当の幻ファン!_f0007498_11432621.jpg



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# by kissouch | 2011-03-09 11:43 | wine link

Wassy's @大阪。。。。

私が生まれ育ったところは、大阪と京都と奈良の中間にある「田舎」だ。
すぐ前に山(生駒山脈)があり、
田畑が広がり、
昔風の家が並び、と言うのが子供の頃の風景だった。

しかし、現在、田畑は半減し、
小さな建売住宅がひしめいている。

一年に1回、帰国し実家に帰るが、
昔の風景が大きく変わっていくのを実感するのは、寂しい。

今年は、知り合いが先祖代々続く母屋を失い、その家が取り壊されていた。
そこには、やはり小さな3階建て建売住宅が数軒建つらしい。

これが、逆らえない「時代の流れ」だろうか。



ワインを作っている関係上、酒類販売の「時代の流れ」も寂しく感じる。

古くからの知り合いの酒問屋さんは、
「もう悲惨やで!」
と嘆いていた。

普通の酒屋さんは、
「時代の流れ」に勝てず、
あるいは、
「時代の流れ」が分からず、廃業したところが沢山ある。



その一方、「時代の流れ」に敏感に反応した方々もいる。

大阪・天王子夕陽丘のWassy's=鷲谷さんご夫妻は、ワインで成功されている。
カリフォルニアワイン専門店を目指され、
現在、カリフォルニアワインの取り扱いは日本一だろう。
(カリフォルニアワイン・ファンは、遠くからでも訪問する価値あり。)

3月7日、日航ホテルで開かれた、
California wine by the glass promotionのあと、
Wassy'sを訪れた。
そして、スタッフの皆さんと楽しくいろいろお話をした。




写真=日航ホテルで開かれたカリフォルニアワイン試飲会
会場が開く前、担当者は忙しそう。(写真をとるのに)
Wassy\'s @大阪。。。。_f0007498_944562.jpg
Wassy\'s @大阪。。。。_f0007498_951282.jpg


Wassy'sのスタッフと。
Wassy\'s @大阪。。。。_f0007498_955960.jpg


Wassy'sではレストラン「Souple」 「Petite Souple」の2軒を併設している。
そのスタッフの皆さんと。
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さて、世界中で、実家への「直通電車」があるのは私だけだろう。
Wassy\'s @大阪。。。。_f0007498_97062.jpg


続く
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# by kissouch | 2011-03-08 09:07 | wine link
カリフォルニアンは、アメリカの中でも特にオーガニック志向が高い。

私が住んでいるセバストポールでは、
オーガニック食品を多く取り扱うホールフーズやパシフィックマーケットがとても賑わっている。
しかし、普通のオーガニック食品に比べオーガニックワインの売れ行きは良くない。
と言うのも、
「オーガニックワインはまずい!」と言うことを誰でも知っているからだ。

オーガニックワインは何故まずいか?
その理由は簡単で、SO2を添加してないからだ。
アメリカの法律では、
原料となる葡萄がオーガニックでも、ワインにSO2を添加するとオーガニックワインと名乗れない。

(フランスやヨーロッパでは基準値を遵守すればSO2を添加しても、オーガニックワインと名乗れる。)

ワイン業界の一部では、SO2添加を認めるようにロビー活動している。
しかし、保守的な消費団体の反対や、
ガロなどの大きなワイナリーがオーガニックに無関心なので、
この分野は遅れている。

(いまだに「SO2添加ワインを飲むと頭が痛くなる。」と言ってる無知な方もいらっしゃる。)

また、「オーガニックワイン=まずいワイン」が定着してきているので、
いまさらオーガニックワイン?という雰囲気もある。

しかし、ぶどう栽培に関しては、着実にオーガニック栽培が増えている。
オーガニックに熱心なワイナリーは、
「オーガニックで栽培した葡萄を使用」と言う表示を入れている。


さて、数ヶ月前にもオーガニックについていろいろ述べた。
そのときの質問で、
普通のコマーシャル・ヴィンヤードとオーガニック・ヴィンヤードの見分け方があるか?
というEmailがあった。

この時期が最も見分けやすい。

コマーシャル・ヴィンヤードでは、雑草が成長する前、ちょうどこの時期に除草剤をまく。
この時期に、葡萄の木の植わっている周りに雑草がなければ、間違いなくオーガニックではない。

オーガニックを実践してる畑では、この時期、葡萄の木の周りに青々とした草が生えている。


オーガニックヴィンヤードの見分け方。。。。_f0007498_10452777.jpg
オーガニックヴィンヤードの見分け方。。。。_f0007498_10454547.jpg



続く
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# by kissouch | 2011-03-02 04:20 | ヴィンヤード/vineyard

Napa Wine Train........

一月ほど前、
自転車で幻ヴィンヤードまで来た若者の話を書いた。

その話は、さらに5人の若者を Inspire させたようだ。
いずれの方も Stluggle しているようだったが、
先日のテレビ放送を見たことや私のブログを読んだことなどで、

「前向きに進む。」ことができると、Emailを頂いた。


そのうちの一人、浜松から来た若者。
サンフランシスコからバスを乗り継ぎ、タクシーで幻ヴィンヤードまで来た。
いろいろ話をした後、
帰る段になって、

「バス停まで走って帰る。」と言う。

幻ヴィンヤードからサンフランシスコ行きのバス停まで約10マイル(約16KM )ある。

この若者はヨーロッパでのMountain Marathonの経験があり、
16KMぐらいは大した距離ではないとのこと。

自転車の次は、マラソン!
10年後、この若者にも会ってみたい。



さて、Napaにも頑張ってる若者がいる。
先日TV放送された、「カリフォルニア夢紀行」に登場された Yuriさん。
明るく、気さくで、話をしていると楽しくなる女性だ。

やはり、ワインに魅せられ、Napa Wine Trainのワインショップを切り盛りしている。



駆け足ワイナリーツアーもいいが、
時間に余裕を作り、ワイントレインでゆっくり食事をすることをお勧めする。
きっと良い思い出になるだろう。

ワイントレインの駅舎、レトロな外観
Napa Wine Train........_f0007498_342117.jpg


入り口
Napa Wine Train........_f0007498_3423164.jpg



Yuriさん、Cherylさん、Trentonさn
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最近、
ワインのことよりも、
人生相談、進路相談のEmailが増えた。

面白い。

続く
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# by kissouch | 2011-02-24 13:03 | wine link