カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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1月前半は雨が多く、寒い日が続いたが、
後半はまったく雨が降らず、
18℃~20℃の春の陽気が続いている。

カリフォルニアらしい気候だ。

このチャンスを逃すことことなく、葡萄の樹の剪定を始めた。
私、レベッカ、そして6人のメキシカンで、約60%終えた。
今度の日曜日までには終わりそうだ。

時々、葡萄の樹の剪定を手伝わせて欲しい、との要望があるが、
ケーン・プルーニング(ダブル・グイヨー)を数年行った経験がなければ、
(申し訳ないが)お断りしている。



カリフォルニアでは、コルドン・プルーニング、ケーン・プルーニング、そしてゴブレットの3種類が主流だ。
ゴブレットは昔ながらのテクニックで、主にジンファンデルに使用される。

コルドンは大きなヴィンヤードで多く使われている。
この剪定テクニックは、未経験でも、半日ほど実践すれば要領がわかる。
また、ケーン・プルーニングより早く仕事が済むので、経費が少なくてすむ。

上記の剪定方法に比べれば、
ケーン・プルーニングは難しい。
その上、切った枝をワイヤーに結わなければならないので、
倍以上の時間がかかる。

さて、ケーン(葡萄の木の枝)を二本選ぶわけだが、

どの枝が理想的な太さで、最も健康そうか?

その健康状態から判断して、いくつの芽を残すか?

ワイヤーに結びつけるのに折れないように曲げられるか?

そして、来年の、あるいは再来年の枝をどこに出せば理想的か?

などを、瞬間に判断しなければならない。
一度迷ってしまうと、
あれこれ余計なことを考えてしまう。
そして、次の樹にも迷いが出てしまう。

この剪定にはかなりの決断力が要求される。


ケーン・プルーニングがそんなに難しい剪定方法なら、
コルドンに変えれば?
と言われた。
しかし、葡萄の品質を考えれば、
ケーン・プルーニングをやめるわけにはいかない。

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by kissouch | 2011-01-26 03:45 | ヴィンヤード/vineyard

雨!!!

去年の冬(2009年~2010年)、
「今年は雨が多いな~。」と、レベッカと話していた。

しかし、今年(2010年~2011年)は去年の倍以上の雨が降っている。
雨が多い!
そして、寒い!(日本のように雪が降るほど寒くはないが。)


カリフォルニアでは1年の雨量の計測が7月に始まり、翌年6月末日に終わる。
夏はほとんど雨が降らないので、10月ごろまでは、年間積算雨量は0だ。
ハロウィンのころから時々雨が降り出し、12月頃からどんよりした日が続く。

新年を迎え、セバストポールの年間積算雨量は約16インチ(約406mm)。
雨の多い日本では、半年で400mm程度の雨はたいしたことはないだろうが、
雨の少ないカリフォルニアではとても多く感じる。

さて、この時期の雨(雨量)は葡萄に影響を与えるだろうか?
以前にも書いたことがあるが、まだ良く質問が来るので復習をしてみよう。

こちらでもワインメーカー、エノロジスト、ヴィティカルチャリスト、人それぞれ考え方が違うが、
それでも一応、皆が同意するのはヒルサイドヴィンヤードとヴァレーフロアー(平地)ヴィンヤードと雨量の関係だ。


沢山降った雨は平地へと流れて行き、地下水となって貯まる。(もちろんほとんどは、川に流れ出るのだが。。。)
したがって、平地のヴィンヤードの葡萄の木は地下水を吸い上げ、良く育つ。
葡萄も大きな実をつけ立派だ。
その葡萄を見る限り、とても良いワインができそうだ。

(と思うのが素人で、実は違う。)

よいワインになる葡萄は、房も粒もとても小さい。
つまり小さい葡萄の粒のほうが凝縮されていて、ワインによりいっそう複雑味をもたらしてくれる。

平地の畑とは反対に、
ヒルサイドヴィンヤードとは山や丘の斜面にある葡萄畑で、雨が沢山降っても地中に水が貯まることが少ない。(水はけがよい)

こちらの葡萄は、あまり雨の量に関係なく、常に小粒の葡萄となる。

(これがヒルサイド・ヴィンヤードが平地のヴィンヤードより優れている理由)


(食用の葡萄は、粒が大きいほうが見栄えがいいので、高く売れる。
ワイン用の葡萄は、粒が小さいほど高く売れる。)

今年のように雨が多いと、ヒルサイドの畑にはそれほど影響はないが、平地の畑にはかなり大粒の葡萄ができるかもしれない。(粒が大きいと、Water berryと呼ばれる。)



高価なワインになると、ヴィンヤード・デシグネイトとして、ヴィンヤードの名前がラベルに記されている。テイスティングルームでも、ワインショップでも、そのヴィンヤードがヒルサイドかどうか聞くと良い。

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by kissouch | 2011-01-09 05:39 | ヴィンヤード/vineyard
私のブログを見て、
Lake Tahoe でのスキー、スノーボードについての問い合わせが、日本からあった。

「葡萄」についてならいろいろ答えられるが、スキー、スノーボードは専門外。
しかし、私が気づいたことを書くと、、

1)レイク・タホの周りに大小10以上のスキー場があるので、いろいろなコースを楽しめる。

2)大きなスキー場;ヘブンリーなどはカリフォルニアサイドとネヴァダサイドに分かれ、とにかく広い。
気をつけないと迷子になる。また、ベースは混むことがあるが、頂上付近に上がると、人をあまり見かけない。blackdiamond(上級)には非常に難しいコースがある。今回も24歳の女性スノーボーダーがコースから飛び出し亡くなった。(2日後に発見された)

3)リフトは4人乗、6人乗が高速で走っているので、混んでいても待ち時間は数分。ゴンドラで頂上まで行けるところもある。

4)コロラドやカナダでスキーをした人に聞くと、タホはずーっと暖かい。そして、晴れる日が多い。

5)ランチ;この冬はヘブンリーとダイヤモンドピークに行ったが、ダイヤモンドピークのほうが、価格が安く、美味しく、ボリュームがあった。

6)ソノマから4時間、サンフランシスコだったら3時間半ぐらい。

7)大きなストームが来ない限り、道路状況は良い。

8)大きなスキー場のリフトチケットは高い。普段$88.ホリデイ$92。 来年は$100を突破しそうだ。

Good Luck!!
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by kissouch | 2011-01-07 02:14 | 余談