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カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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長沢鼎 内田善一郎 

日本でもアメリカでも、
ワインを嗜む方なら誰でもロバート・モンダビの名を知っているだろう。

では、長沢鼎(ながさわ かなえ)は?

カリフォルニアワイン通でも、
「知っている。」
と言う方は少ないだろう。

100年以上も前にカリフォルニアワインの発展に大きく貢献したにもかかわらず、
カリフォルニアワインを語る本に、長沢鼎の名を見かけることはほとんどない。

ワイン好きの方には、モンダビ以上に知って欲しい人物だ。


そしてもう一人、その半世紀後にカリフォルニアに足跡を残していた人がいる。(ワイン関連ではないが)
内田善一郎氏だ

数ヶ月前、サンフランシスコで息子さんの誠一郎氏と話す機会があった。
そのとき、善一郎氏の功績を知った。

ここでは多くを語らないが、
彼の本を読むと勇気が湧いてくる気がする。

これから海外に飛び出そうとする若者には必読の本だ。


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by kissouch | 2009-04-23 06:20 | 余談
草刈、サッカリング、シンニングと、最近忙しい。

忙しさでたまったストレスも、
こういうのを見ると心が和む。

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by kissouch | 2009-04-21 05:02 | 余談

風速60マイルの暴風

北カリフォルニアでは、火曜日の朝早くから夜中まで強風?、いや暴風が吹き荒れた。
そのため、ベイエリア一帯では停電になったり、木が倒れたりして台風並みの被害が出た。
(近所でもでっかいオークの木が倒れていた。)

幻ヴィンヤードがあるセバストポールでは、
海に近いため、毎時40~60マイルの風がコンスタントに吹いた。(約18~27m/秒)
畑の頂上にあるガゼボは、勢いよく吹き抜ける風が唸り声を上げ、今にも吹き飛ばされそうだった。

この風で、心配になるのが10CM ほど伸びた新芽だ。
翌日、折れたりしている芽がないかヴィンヤードの中を見て回った。
幸いにも被害は無し。

オークの大木を倒した暴風にもかかわらず、、、、、、
葡萄の新芽の強さには感嘆する。

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by kissouch | 2009-04-16 00:11 | Vineyard 2009
今年も帰国する日が迫ってきた。
日本ではいろいろ楽しみにしていることがある。

長年海外で生活していると(誰でもだと思うが)、どうしても食べ物が恋しくなる。
私の場合、大阪出身のためか、「お好み焼き」と「きつねうどん」だ。
サンフランシスコまで出れば、「お好み焼き」や「きつねうどん」らしき、に出会うが味が違う。
こちらに来て数年、自分でも工夫を重ねて作ってみたが、同じ味がどうしても出せない。

最近は、帰国時、大阪で食べることだけを楽しみにしている。

さて、東京には4泊する。
その間、イベントが企画されている。
最近では顔見知りの方が増え、「幻ワインファンの方」と話をすることも楽しみのひとつだ。
そのイベントのひとつに、「学士会館でのワインメーカーズディナー」がある。

学士会館、聞いたことはなかったがかなり由緒と伝統があるようだ。写真では、明治時代にタイムスリップしたようだ。
幻ワインファンの方はぜひご参加を!
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by kissouch | 2009-04-14 01:58 | 帰国 
先日の記事に対して、
「なぜヒルサイド・ヴィンヤードではスプリンクラーを使わなくても良いのか?」
とemailで質問が来た。


ところで、カリフォルニアに来てからは、風呂に入るよりシャワーをかかるほうが多くなった。
しかし、たまには湯舟につかりたい。

「昔は水を張って風呂を焚く。」
だったが、
「今はバスタブに湯を張る。」
と変わってしまった。

風呂を焚いた時代は、入る前によくかき混ぜなければ、
上部が湯でも下部が水っていうことがよくあった。

それと同じことがヴィンヤードの上でもある、水と空気の違いがあるが。
畑の地表の空気が冷えても、数メートルから10数メートル上空には温かい空気がある。
地表の空気が冷えれば冷えるほど空気のデンシティーが重くなり、
その冷えた空気は、ヴィンヤードのスロープに沿って下方へと流れていく。
そこに上空の暖かい空気が流れ込む。
その空気がまた冷えるにつれ、下方へと流れていく。
暖かい空気と、冷たい空気が対流を起こしているような状態になる。

ゆえに、私は、霜害対策は何もしなくてよい。

しかし、平地では冷えた空気はどんどん冷えるが、流れることはない。
したがって、霜害対策が必要だ。

平地の畑でも、貴重な水を使わないように、大きなファンやヒーターを回して対流を起こしているところもあるが、効率的ではない。

霜害に関しては何もしなくてよいが、
ヒルサイド・ヴィンヤードの農作業は平地のヴィンヤードより数倍キツイことお忘れなく!

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by kissouch | 2009-04-10 07:18 | Vineyard 2009

Eco Friendly Vineyard.....

雨量が少ないカリフォルニアでは、水はとても貴重だ。

フランスなどでは見かけないが、カリフォルニアのブドウ畑を訪れた方は、それぞれの葡萄の樹にイリゲーション・チューブ(潅水用のホース)が備わっているに気づかれただろう。

「カリフォルニアでは、5月頃から10月頃まで雨がほとんど降らないので、毎日葡萄の樹に潅水する必要がある。」と、
某ワイン本で見たことがあるが、その記述はあまり正しくない。
なるほど1~4年ぐらいの若木には定期的な潅水は必要だが、
5年以上の成木にはほとんど水は必要ではない。
(正しく育てられた葡萄の樹に限り)
私の畑でも全く潅水しない年がある。

たとえ潅水するにいたっても、水の使用量は他の農作物に比べるととても少ない。
イリゲーション・チューブから、根元にポトポト水を落とすだけだ。

しかし、この時期、ヴァレーフロアー(平地)のヴィンヤードでは霜害を防がなければならない。
これには大量の水を消費する。
畑全体に4~5時間雨を降らすのと同じようなものだ。
この大量の水は、ため池や川の水が使われる。

メンドシーノからソノマ・カウンティーにかけて、
AVAでおなじみのロッシアンリヴァーが流れている。
この川沿いには多くのヴィンヤードがあり、この川を水源にしているヴィンヤードが多い。

先週、気温が下がり、スプリンクラーがあちらこちらの畑で水をまいていた。
そのとき、ある事件が起こった。
全てのヴィンヤードが一斉に水をまいたので、ロッシアンリヴァーの水位が一気に下がってしまい、
放流されていた多くの コホ・サーモン が ”干死”した。
(干上がって死んでしまった。適当な言葉が思い浮かばない。)


サーァ、環境団体が黙っていない。


さて、ヒルサイド・ヴィンヤードはスプリンクラーを使わない。
その点に関しては、
ヒルサイド・ヴィンヤード は ヴァレーフロアー・ヴィンヤードより、
ズーっとエコフレンドリーだろう。

環境問題に関心のある方は、ワイン購入の際のひとつの目安にするといい。


ローカル紙より。 放流されたコホ・サーモンの稚魚。 この一部が ”干死”した。
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by kissouch | 2009-04-07 00:02 | Vineyard 2009
ここ数年ナパやソノマでは、ヴィンヤードに被害をもたらす悪役として、グラッシー・ウイング・シャープシューターが最も恐れられていた。
しかし、最近、悪の主役が入れ替わりつつある。
2年前にサンフランシスコでライトブラウン・アップル・モスが発見されて以来、この蛾が「最悪の害虫」と呼ばれるようになってきた。

(アップル・モスが日本にも存在するのかどうか知るために、日本語でググって見た。モス・バーガーのアップル・パイがドドット出てきたが、蛾についての記述は出てこない。)

この蛾は「恐怖のアップル・モス」と呼ばれる。
2000種類以上の植物、250種類以上の農作物を食い荒らすため、農業関係者から恐れられている。
この蛾はオーストリア原産だが、2年前に突然サンフランシスコに現れた。(あるアメリカ人ブドウ栽培家はオーストラリア人の陰謀だ、と言っていた。)

サンフランシスコ近辺では、25000匹以上がすでにトラップ(罠)に掛かっている。
ナパ・ソノマでは昨年カーネロス地区で3匹見つかっただけで、その後発見されていなかった。
しかし、今年に入りセバストポールで3匹、ヒールズバーグで1匹のアップル・モスが見つかった。

複数のアップルモスが見つかると、カリフォルニア州政府はその一定の地域を管理下におく。
それゆえ、カリフォルニア州政府はセバストポールの発見された地域、18マイル四方を管理下においた。
この中には、約270エーカーの葡萄畑と70エーカーのりんご果樹園がある。
この地域の農作物や植物は、州政府のインスペクターの許可なしには自由に移動させることができない。
つまり、270エーカーの葡萄畑の所有者たちは、インスペクターの検疫なしには畑から葡萄を運び出せないことになる。

ハーベスト時にはすごい混乱が起こるだろう。

私の畑もセバストポールにある。
「大丈夫ですか?」と2,3メールを頂いた。(ありがとう)
しかし、幸いにも管理下におかれた地域から外れた。

Light Brown Apple Moth わずか1センチ足らずの大きさだ。
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by kissouch | 2009-04-01 06:14 | Vineyard 2009