カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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先月の中ごろ、2008年度のクラッシュレポートが届いた。
去年の葡萄の取引価格が詳細に記されているので、毎年楽しみにしている。

他の栽培家の生産する葡萄の価格と私の葡萄価格を比較することによって、
私たちが一年間手を掛けた葡萄がどの程度の評価を得ているか、
知ることができる。

読者の方からも2,3問い合わせがあったので、クイズ形式で報告を。

地区;
ME メンドシーノ・カウンティー
LA レイク・カウンティー
SO ソノマ・カウンティー
NA ナパ・カウンティー
SB サンタバーバラ・サンルイオビスポ・カウンティー
MO モントレー・カウンティー

価格は1トン(アメリカ・トン)当たり

1)カベルネ:平均価格 ME$1397、LA$1434、SO$2311、NA$4728、SB$1001、MO$952
       最高価格もトップはナパの$27500。
       2位の取引額は$14528であるが、ソノマではなかった。
       さて、どこの地区だろう。

2)メルロー: 平均価格 ME$1070、LA$891、SO$1555、NA$2757、SB$897、MO$994
       やはり最高価格のトップはナパの$$21261。
       最高価格2位$6900、3位$3882、4位$3600、5位$2200、6位$1900
       さて、それぞれどこの地区だろう?

3)ピノノアール レイクカウンティーを除いた5地区は、どの地区も良質のピノノアールを生産している。
        さて、平均価格、最高価格、それぞれ1位から5位までどの地区だろう?
        平均価格1位$3168、2位$3104、3位$2588、4位$2459、5位$1838
        最高価格1位$14138、2位$11977、3位8377、4位$7130、5位$6000

4)シャルドネ 最高価格の1位と2位は、$10989と$6994。
       当然ナパかソノマになるわけだが、どちらの地区だろう?

答えは2日後に。

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by kissouch | 2009-02-26 05:39 | Crush Report

降りだすとよく降る!

つい2週間前まで春のような陽気で、雨がほとんど降らなかったが、
降りだすとよく降る。

平地の畑は小さな湖に様変わり。

ロッシアンリヴァーの某ヴィンヤード
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by kissouch | 2009-02-24 08:31 | news in sonoma/napa
娘のエイミーは UC Davis に在学している。
UC Davis はブドウ栽培とワイン醸造で世界をリードしている。
それゆえ「娘さんはあとを継がれるのですね!?」と、よく言われるが、
本人にはその気がなく、医学関係の勉強をしている。
今年に入ってから、アナトミーのクラスで死体解剖などをしている。
映画などで死体を見て吐き気を催すシーンがあるが、彼女はなれればなんとも思わないといっている。

先週末、エイミーが久しぶりに帰宅した。
デイヴィスでの授業で「シックス・センス」の話が出た。日本語で訳すと「第6感」となるが、「本能」と訳したほうがよいだろう。
動物、とりわけ下等な動物ほどこのシックス・センスが強いようだ。
大地震の前のネズミの大移動などが代表的な例だろう。

さて、幻ヴィンヤードには3匹の牝のピグミーゴートがいる。
茶色のビヨンセ、白いシャキーラ、グレーのドンキー。
羊と違い、彼女らは水に濡れるのをとても嫌う。
羊は雨の中で泥だらけになっても草を食べているが、
幻ヴィンヤードのヤギは濡れるのが嫌いなので、雨が降り出すとヤギ小屋に帰る。


こちらナパ、ソノマでは2週間前まで、「雨が降らない。」「水不足だ。」と騒いでいたが、
最近よく雨が降る。(まだ降水量は平年の半分だが)
こちらでは、「シャワー」というが、雨は降ったりやんだりなので、少々の雨でも畑仕事は続けることが多い。

先日、シャキーラが突然奇声を発しながら、走り出した。
ビヨンセもドンキーもそれに続き、全速力でゲートまで駆け下りて行った。
そして、ゲートの前で反転して再度全速力で駆け上っていく。
それを2度ほど繰り返した。
ピグミーゴートは短足なので、その光景はユーモラスというより、滑稽だ。

私は笑って作業を続けていたが、レベッカが異様に思い、全員を小屋に連れて行った。
(パニックに陥り、小屋がどこにあるのかわからなくなったようだ。)

そして30秒ほどすると真っ黒な雨雲が突然現れ、即、ヒョウ交じりの土砂降りの雨が降り出した。

当然、私だけがずぶ濡れになった。

ヤギのシックス・センスはすごい!

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ドンキーとシャキーラ



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by kissouch | 2009-02-19 08:22 | 余談
カリフォルニアのグリーン志向は、他州に比べ群を抜いている。
多くの葡萄栽培家もできるだけサステーナブルに、オーガニックに葡萄を育てるように努力している。

しかし、たまにオーガニック認定書をもらうことだけに努力し、オーガニック栽培の本来の目的を忘れているようなワイナリーもある。
オーガニックとうたうとワインの販売量が上がるので、
額に入った「オーガニック認定書」をテイスティングルームの「神壇」に飾っているところがある。わたしは、そのように「オーガニック認定書」を勲章のように見せびらかすのは好きではない。

サステーナブルで、あるいはオーガニックで葡萄を作り、少しでも”グリーン”に貢献できればよい、と私は考えている。

オーガニックと言っても、使ってよい「農薬」と言うのがあるのを知っている方は少ないだろう。
「人体に影響のない農薬(正否は知らないが)なので、
その農薬を使ってもオーガニックの葡萄だ、」
とわけのわからない説明を聞いたことがある。
最終的には人間の体の中に入るものを作っているのだから、普通の農薬であろうが、オーガニック用の農薬であろうが、できるだけ使わない用に私は心がけている。



さて、オーガニック志向のヴィンヤードでは、動物の力を借りるところが多い。
とりわけこの時期は草刈に羊が活躍する。
幻ヴィンヤードには、羊の代わりにヤギがいる。

「ヴィンヤードにヤギ」は普通タブー視されている。
どうしてかと言うと、ヤギは何でも食べると思われているからだ。
葡萄の木をかじる、枝を食べると。
プラスティックやイリげーションホースも食べると信じている者もいる。

ワイン仲間から、
ヤギを飼う事に対して、
「Are you stupid? (馬鹿じゃない?)」と冗談半分に言われたが、
天邪鬼な私は羊よりヤギを飼うことにした。
ヤギにもいろいろ種類があるが、最も小さいピグミーゴートを選んだ。
実際、薔薇のトゲより大きいトゲがあるブラックベリーの蔓を食べるのには驚いた。
(これには重宝しているが。)
しかし、葡萄の木をかじったり、イリゲーションチューブを食べたりはしない。


どうして羊ではなくヤギかと言うと。
どちらも弱い草食動物だが、羊に比べヤギにはパーソナリティーがある。
また、愛嬌があり、犬とも人間とも ”遊ぶ” ことができる。
そして、羊に比べきれい好きだ。



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次回、ヤギの話をもう少し。

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by kissouch | 2009-02-12 08:44 | Vineyard 2009

水不足が深刻だ!

こちらカリフォルニアでの年間降水量の統計は、6月1日から始まる。


昨年度も降水量が少なかったが、今年度はその3分の一だ。
農業カウンティーであるソノマではとても深刻な問題だ。

ヴィンヤードではそれほど水は使わないが、
酪農業や野菜を作っているところは、少々パニック気味だ。

家畜を放牧をしている人々は、牛や羊の水を確保するのに躍起になっている。
普通、ため池の水を使用するが、下記の写真のとおり干上がってきている。
今週からまとまった雨が降っているが、
水は大地に吸い込まれ池を満たすことはないだろう、と言われている。

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(写真はローカル紙より)

3年前の大洪水、降雨量の新記録がうそのようだ

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by kissouch | 2009-02-10 04:51 | news in sonoma/napa
先週、
「ナパヴァレーのワイン休日」の著者、
濱本純さんが幻ヴィンヤードに来られた。


「ナパヴァレーのワイン休日」は、
「ワインの専門書」でないところが良い。
濱本さんがナパで実感されたことが、まことに詳細に表現されている。
この本を読むと誰でもナパヴァレーに住みたくなるのではないだろうか?


今度、濱本さんは、
「ソノマに住みたくなるような本」
を書く準備をなさっている。

ソノマが好きな私にとって、大歓迎だ。

是非応援したい。

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by kissouch | 2009-02-07 05:58 | wine link

Butler de・・・・・・

ズーーと昔、まだ若い頃、よく海外旅行をした。
見るのも好きだが、食べるのも好きなので、ちょっと高級なレストランにも足を運んだ。
フランスでは、予約なしの一人客なので断られることが多かったが、
ランチ時のあまり混んでないときは入れてくれた。

食べたもの、飲んだものはそれほど印象に残っていないが、
見知らぬ日本人に愛想よくしてくれたギャルソンやシェフの顔はいまでも思い出すことがある。


今でもいるのかどうか知らないが、
ヨーロッパでトイレに行くと必ず“世話係”がいた。
駅のトイレでも、ホテルでもレストランでも。

最初怖い顔をして突っ立てるので戸惑ったが、
小銭を受け皿に載せれば、愛想がよい。

レストランの名は思い出せないが、パリの某レストランのトイレでは燕尾服の老人がその役をこなしていた。
たかがトイレットバトラーと馬鹿にしては行けない。

実に華麗に こと を振舞う。

コインでは失礼だと思い、思わず札を出した。(札束ではないが)



私が住むセバストポールにはアンティークストアーがたくさんある。
去年、某アンティークストアーで、
上記,フランスのレストランで働いていたトイレット・バトラーを見つけた。
早速、幻ヴィンヤードのテイスティングルームのトイレで働いてもらうことにした。
彼の働き振りがよくなかったのか、しばらくお客様からのフィードバックがなかった。

ところが。

先週末、彼の受け皿に1$札が載っているのをレベッカが発見した。
先週10人ほど来られたが、誰だろう?

私のジョークをこのように受け答えしていただけるとは、
さすが幻ワインの愛好者!!


バトラー・フィリップ
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これからもよろしく!!

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by kissouch | 2009-02-03 07:08 | 余談