カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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12月1日に
レベッカK ピノ・ノアール 2006 ソノマコースト

幻ピノ・ノアール 2006 ルッシアンリヴァー・ヴァレー
がリリースされます。

問い合わせは、
デプト・プラニング(日本)
www.maboroshiwine.com(USA)
まで。





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by kissouch | 2007-11-28 08:52 | wine link

Chateau Margaux 1985

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私だけかもしれないが、アメリカのThanksgivingは”古き良き時代”の日本の正月のような気がする。離れている家族が一堂に集まり、おせち料理ならぬ、ターキーとクランベリーソースをメインにパンプキンパイなどお決まりの食事をして過ごす。

UCデイヴィスで勉強している私の娘、エイミーがThanksgiving前日に帰ってきた。今年から違うことは、エイミーが20歳になりワインを飲み始めたことだ。(カリフォルニアの法律では飲酒は21才からであるが、我が家に限って日本の法律を適用している)そのため3人で1本のワインでは足らない。2本開けるのならば何か趣向を、と考えて、パリ30周年テイスティングを記念してフレンチ対カリフォルニア にした。レベッカが地下から
Chateau Margaux 1985 
を持ってきたが、それに見合うヴィンテージのカリフォルニアワインが見つからない。最も古いので、
PahlMeyer Cab blend 1997。 
ヴィンテージに12年のひらきがあるので比べても仕方が無いが、試してみた。
マルゴーは日本から持参したワインでる。太平洋を越え、カリフォルニアで4度の引越しをしているので”DEAD”ではないか心配だった。コルクはまだまだよい状態だった。開けた瞬間、フランスワイン特有のブレット臭がした。4エソノフェノール、美しく表現すれば「農家の庭」だが、それほどいやみな香りではない。パレットではキノコやいろいろなスパイスのフレーバー、かすかではあるが果実味も少し感じられる。
「まだ、なかなかいけるなー。」
「このマルゴーはエイミーより年上だ。。。。」
とか言いながら、ポールマイヤー(どうして日本ではパルメヤーと呼ばれているのだろう??)を開けた。さすが97年。赤系統、黒系統のフルーツ爆弾。このポールマイヤーをテイストした後、マルゴーをもう一度。
残念ながら、すっかり影が霞んでしまった。
「なんだか水みたい。。。」と、エイミーが言う。

しかし、メインのディナーでは全員の感想が違う。
マルゴーとターキーのマリアージュは素晴らしい。
それに引き換え、ポールマイヤーはまったく合わない。

これが最近よく話題になる高アルコール問題だろうか。
97年ポールマイヤーは85年マルゴーよりアルコール度数が2%以上高い。


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by kissouch | 2007-11-28 01:59 | tasting

$885 million wine deal

通常、有名ワイナリーの売買は水面下で行われる。
今回も突然発表された。


モンダビを買って一躍有名になったConstellationが、”一束”のワイナリーを$885ミリオン(約980億円)で買い取った。
その一束は、
ガイザーヴィルに在る
ガイザーピーク・ワイナリー、
クロ・デュ・ボア・ワイナリー

ソノマの ブエナ・ヴィスタ・ワイナリー
ルッシアンリヴァーの ゲリー・ファレール・ワイナリー
パソ・ロブレスの ワイルド・ホース・ワイナリー


Constelletion,前身はガロと同じようにセントラルヴァレーでジャグワインを造っていたカナデグアであるが、ジャグワインはそんなに儲かるのだろうか?

マセラシオン・カルボニックでかなり人件費を削ったのだろう。(笑)
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by kissouch | 2007-11-14 02:27 | news in sonoma/napa

Maceration Carbonic(que)

日本へワインのプロモーションに行っていた友人が先週カリフォルニアに帰ってきた。
彼との会話の要約。わかりやすいように少し脚色した。


「ワイン売れたか?」

「まあまあだった。でも、行く時期を間違えたようだ。」

「どうして。」

「どこのワインショップもボジョレーヌーボの話ばっかり。
カリフォルニアワインの売込みには最悪の時期だった。
来年は、カリフォルニア・ヌーボを造ろうか。ハハハ。。」

「ソノマ・ヌーボでもナパ・ヌーボでも良いな。」

「ところで、ボジョレーヌーボって、そんなによく売れるのか?
日本に行くまで"ヌーボ"って言葉さえ知らなかった。
こちらでは見たこと無いなー。」

「輸出量の半分は日本に行くらしい。
最近は、中国や韓国でももてはやされているようだ。
ある雑誌のコラムニストが、
『ボジョレーヌーボを飲むことが先進国の仲間入り。』と、皮肉っていた。
こちらでは、クリスマス頃にスーパーの片隅に”ひっそり”並んでいることがある。」

「しかし、収穫はいつするんだろう?
11月には市場に出るので。。。
9月1日に収穫したと仮定して、
アルコール発酵期間は2週間。そして。。。」

「ボジョレーはカーボニック・マセレーションを使かって1週間ほどで終わるだろう。」

「そういえば、日本のワインショップで
『カリフォルニアでマセラシオン・カルボニックを使ってワインを造るか』
と質問された。最初、マセラシオン・カーボニックの意味がわからず、 
『それなんですか?』
と聞き返した。
馬鹿なアメリカ人と思われたかもしれない。ハ、ハ、ハ。。。」

「普通の人が、『マセラシオン・カルボニック』と聞けば、何か特殊な、高度なワイン醸造法と思うかもしれない。実際は反対なのだが。。。
フランス人は付加価値をつけるのが上手だから。
しかし、カリフォルニアでカーボニックマセレーションでワインを造っているなんて聞いたこと無いな。セントラルヴァレーの安いワインなら使ってるかもしれない。」


「そういえば、ガロのワインはバナナの匂いがした。 笑」

「CO2を入れたタンクに葡萄をそのまま放り込むだけだから、人手と時間がかなり節約できる。発酵は、イーストが勝手にやってくれる。」

「最初に発酵してるジュースを少し入れておくと、発酵はなお早くなる。」

「ポンプオーヴァーやパンチダウンもしなくていいし。。。ラクなワイン作りだと思う。」

「というより、手抜きのワイン作りだな。
手間がかかるのは、プレスの時ぐらいだろ。」

「しかし、アジアだけかもしれないが、国際市場を開拓したデュブッフは賢い!」









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by kissouch | 2007-11-03 06:29 | 余談
先週、サクラメント在住のジェリー・ローズという方からEmailをもらった。

「I am the successful bidder from the Pinot Event @SF earlier this year.......etc」
そして、ディナーは金曜日か土曜日にして欲しいとの事。

最初、誰かがディナーに招待してくれるのかな、と思ったが、その名前に心当たりは無いし。。。いたずらかと思ってほっておいた。
そして翌日、そのジェリーから電話がかかりレベッカが出た。
レベッカも何のことかわからない。
ワイン関係であることがわかっていたので、無碍に電話を切らずに話を聞いていると、PinotDaysの話であることがわかってきた。

ピノ・デイズではいろいろなオークションが催された。
そのうちのひとつに、
「幻ワイン・オーナー夫妻と高級レストランでディナー」
があり、彼が勝ったそうだ。

(そんなオークションがあったとはわれわれは知らなかった。
ピノ・デイズのオークション用に幻ピノ2005年を1ケース寄付していたので、
それが使われていると思っていたが。。。。)


ジェリーはピノ・デイズからの連絡を待っていたが音沙汰なし。
仕方なく、直接、私達に連絡をしてきた。
私達もピノ・デイズ本部に連絡を取ったが連絡なし。

この手のミスコミュニケーションはアメリカではよくあることなので驚かないが。
ともかく、ジェリー夫妻とは11月中旬に食事をすることになった。
(当然、会計は私が払う。)


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by kissouch | 2007-11-02 01:48 | wine link