カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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共同通信

3週間ほど前、共同通信のロサンゼル支局から電話があった。
「日本人のワインメーカーを探している。」とのこと。
ーーー私は日本人で、ワインメーカーだからそのカテゴリーに当てはまる、と答えた。
そして、「”料理”の世界では、アイロンシェフ・モリモートを初め世界中で日本人が活躍している。しかし、日本人のワインメーカーは聞いたことが無い。少しインタヴューをしても良いか。」という内容だった。

まず、「ネイティヴ・ジャパニーズか?」と質問が来た。
ーーーもちろん。
そして、出身地や経歴など、ありきたりの質問をされた。

しばらくして、
「自分でワインを造っているのか?」
ーーーもちろん。
「自分自身の”手”でワインを造っているか?」と、同じことをしつこく聞いてくる。
ーーーワイン造りも畑仕事も自分でしている。ワインの分析も自分でしている。と答えると相手は満足して少し突っ込んだ質問となった。

実際、ワインメーカーと言っても”手を汚して”ワインを造っているワインメーカーは少ないので繰り返し聞いたようだ。最近では、ワイン造りを”委託”するワインメーカーも沢山いる。
また、私の知り合いのワインメーカーは、ワイン醸造に関しては人任せで何もしない。そして、毎日のように○○○の試飲会、○○○のランチやディナーに出かけている。
彼曰く、「ワインメーカーの最も大切な仕事は『ワインセールス』だ。」と。
ある意味で納得のいくことである。

共同通信の話に戻って。
私が来週帰国するにあたって、どのような内容になるのか知らないが幻ワインについての記事を載せてくれるらしい。英語だが。
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by kissouch | 2007-05-17 04:05 | news in sonoma/napa

還元臭

先日、emailで質問をいただいた。
「還元臭はどのようにしてワインに発生するのですか。」と。
還元臭? 私にとっては初耳だ。
英語に直せば、deoxdation あるいは reduction 、、
deoxdation smell、、、
やはり聞いたことがない。
酸化はよく使う言葉だが、還元という言葉はワイン醸造にはあまり縁がない(少なくとも私の知り合いのワインメーカーおよび私には)。
気になるので、グーグルの日本語サイトに「還元臭」と打ち込むと、
出てくるわ、、出てくるわ、、「還元臭とは、、、、、、、、、、、。」と。
どうもフランス語の reduit が語源らしい。
要するに、アルコール発酵中、栄養不足などでイーストがストレスを起こしたりして発生する H2S やマーカプテンなどのイオウ化合物の臭いであるが、日本ではその総称として使われているらしい。

また、自然派ワインやビオワインによく現れる臭いのようだ。
自然派ワイン???  ビオワイン????
この言葉もこちらカリフォルニアでは使われていない。どうも、オーガニックのブドウやバイオダイナミックのブドウで作ったワインのことらしい。
さらに、その自然派ワインのサイトをいろいろ見ていると、
「還元的熟成と酸化的熟成」
とある(とても難しそうだ!!)。
しかし、内容を読んで思わず笑ってしまったが(Sorry! )

最初に誰が訳した(造った)言葉か知らないが、どうしてこのような抽象的で形式張った言葉を使うのだろう。
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by kissouch | 2007-05-12 03:33 | ワイン醸造/vinification

record breaking "HOT"

先週は曇り空が多く肌寒かったが、週末から好天が続きソノマ・ナパの気温は急上昇。昨日のサンタ・ローザの気温は92°F(約33℃)で、5月初旬としては観測史上最高となった。

「この暑さではとても畑仕事はできない。」
と言いたいところだが、ブドウの樹(の成長)は待ってくれない。
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by kissouch | 2007-05-09 00:33 | news in sonoma/napa

帰国スケジュール

5月の末に帰国するが、スケジュールの問い合わせがあったので報告を。

5月24日 大阪  XEXWEST で ワインメーカーズディナー
5月25日 名古屋 ワインテイスティングとワインメーカーズディナー(詳細未定)
5月26日 東京  のみ山 で ワインメーカーズディナー
5月27日 東京  ル・シュバル で  ワインメーカーズディナー
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by kissouch | 2007-05-08 02:56 | news in sonoma/napa

Spring Fever

先日、日本から幻ヴィンヤードに来られた方が、
「葉が黄色いですね。病気ですか。」
と質問された。
病気ではないが、指摘された通り、多くの葉が濃い緑ではなく、黄緑になっている。
この現象を、スプリング・フィーバーという。(昔の映画、「サタデーナイト・フィーバー」をもじってできた言葉という説もあるが定かではない。)

暖かくなってくると、陽気に誘われてブドウの木の地上の部分の枝(ツル)は延びようとし、葉は大きくなろうとする。しかし、地下はまだ冷たくブドウの樹の根はやっと目覚めたところでそれほど活動していない。そのため、根は枝や葉が必要とする十分な養分を地上に送ることができない。その結果、葉の色が黄緑となる。要するに一時的な栄養不足である。

初年度は少々心配したが、毎年のことなので何もしないで放っておく。
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by kissouch | 2007-05-02 07:28 | ヴィンヤード/vineyard