カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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Madrona Manor

ドライ・クリークにあるマドローナ・マノアーは、ヒールズバーグのランドマークである。1880年代に建てられたヴィクトリアン調のマンションはB&Bとして、アメリカのホテルトップ100にその名を連ねている。レストランとしても名声を得ていて、私たちも記念日などに訪れた。

そのマドローナ・マノアーを「どうしても欲しい!」と思った有名人がいた。映画監督のフランシス・フォード・コッポラさんだ。半年ほど前にシャトー・スーベレインを買収してフランシスコッポラワイナリーと改名した。今度はマドローナ・マノアーだ。ソノマの人たちには、「アメリカ的な財力に物を言わせて。」の手法は歓迎されない。一度は話になりかけたが、現オーナーがきっぱりと断った。
地元の人たちは拍手喝采だ。
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by kissouch | 2006-08-31 03:00 | news in sonoma/napa

Morning Fog

「ルッシアンリヴァー地区やソノマコーストは、夜、海側から霧が流れ込み、午前中その霧に覆われ、その影響で涼しい。」と書いてあるワイン雑誌を読んだことがあるだろう。ヴィンヤードの中に住み始めてまず感動したことは、その霧が流れ込む光景を見れることだ。雑誌などには夜と書いてあるが、正確には夕方で、日没前が多い。早いときは3時ごろから始まり、すごいスピードで流れ込む。とても勇壮な光景である。


写真では余り感動が伝わらないが。。。。
Click the picture for bigger images.
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by kissouch | 2006-08-30 01:45 | ヴィンヤード/vineyard

降水量との相関関係 2

「2006年は悪い年ですか?」 と質問をいただいた。
「降水量との相関関係 1」 が誤解を招いたようだ。これは一個人の見解なのであまり気にしないように。

2006年は、冬の記録的な雨にもかかわらず良い年です。(今のところ)

今年は開花から現在(8月28日)に至まで一滴の雨も降らず、順調な天候が続いている。7月に少しヒートウエーヴが来たがどの地区もダメージはなかった。
しかし、2つほど気にかかることがある。
ひとつは、ヒルサイドは問題ないが、ヴァレーフロアの畑のブドウの粒は昨年に比べ大きい気がする。水処理をうまくコントロールしてない畑は、ブドウが水ぶくれになるかもしれない。
もう一つは、8月の気候が涼しいので収穫時期が例年より遅くなるかもしれない。あまり遅れると、雨中のハーベストとなるかもしれない。
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by kissouch | 2006-08-29 06:24 | ヴィンヤード/vineyard

降水量との相関関係

先日、ワイン業界で著名な方のセミナーがあった。彼は降水量とヴィンテージの品質との相関関係について述べていた。
フランスをはじめとするヨーロッパの夏(開花)から秋(収穫)にかけての雨はブドウやワインの品質に影響する、と言うのはユニヴァーサルである。雨が多いと日照時間は少なく、温度は低くなり、また湿度が上がるので病気を発生しやすくなる。ブドウの成熟には適さない。すなわち降水量と品質には因果関係がある、といえるだろう。
しかしカリフォルニアはどうだろう。こちらでは、開花時期から収穫までの間、ほとんど雨が降らない。こちらで雨が降るのは11月頃(ブドウの樹が冬眠にはいる時期)から4月頃(新芽が10CM位伸びた頃)までである。果たしてのその時期の降水量がブドウの品質、ワインの品質に影響するであろうか?

セミナーによると、ナパの過去10年のグレートヴィンテージは97年と99年である。それぞれの年の1月から7月までの降水量の平均は15.2インチ(38.6cm)。反対に評価の悪いヴィンテージは98年と2000年で、平均降水量は24.3インチ(61.7cm)である。

。。。。。。。なるほど!。。。。 冬から春にかけての降水量もヴィンテージの品質に関係するのか,と納得した。

ところで今年の1月から7月にかけての降水量は? 

31インチ(78.7cm)。

これでは2006年ヴィンテージは最悪になってしまう!?????
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by kissouch | 2006-08-24 06:34 | ヴィンヤード/vineyard
インスペクターの家のチェックは、日本にいた頃の税務署員の税務調査を髣髴させる。検査前は少々不安で、検査が終わるとほっとする。
あるときの事。税務署員は一度調査に来たからには手ぶらでは帰れない。だから不備を見つけようと細かく調べる。こちらは長引くと困るので、私が雇っていたベテラン税理士は、”土産”と称して簡単な間違いを作っておいた。そして、それを指摘した税務署員は満足顔で帰っていった。

ソノマカウンテイーのインスペクターには色々な方がいらっしゃる。
”俺はお役人だ”と威張りたがる方。コントラクターの話を聞いていると、威張るインスペクターには上記のベテラン税理士の手法が役立つらしい。
それとは反対に家を建てる側の立場に立って検査をしてくれるインスペクター。上記に比べると、諸葛孔明みたいな人物だ。このインスペクターを誰もが望む。
そして、唯の木偶の坊。。。。。
普通の建て売り住宅の検査はそれほど難しくないらしいが、個人で建てるとインスペクターのチェックリストはグーンッと増える。暖炉の煙突一つにしてもインスペクターのチェックがいる。
5週間ほど前に煙突ができたので、コントラクターがインスペクターに連絡を取った。翌日、インスペクターが”煙突の検査”にやってきた。コントラクターが検査をするように促したが、彼は動こうとしない。

"Will you finish up the chimney quickly? We are pretty tight."

"m............ I'm scared of height."

このインスペクターは高所恐怖症で、結局、屋根には上がることができなかった。

どのインスペクターが検査に来るかは時の運である。
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by kissouch | 2006-08-22 06:51 | 余談

Veraison

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今年は去年に比べ、10日間遅い。

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by kissouch | 2006-08-22 03:18 | ヴィンヤード/vineyard
将来、アメリカに家を持とうと考えているなら、アメリカでは「家を建てる」より、出来上がった「家を買った」方が良い。

日本から帰国後、インターネットと距離を置いた生活を強いられている。ヴィンヤードの真ん中に家を建ているのであるが、中々出来上がらないのがその理由だ。正確には、2ヶ月前には住める状態に成っているのであるが、住んでも良いという許可がソノマカウンティーのお役人から中々もらえないからだ。許可を無視して住み始めると、大変な額の罰金が待っている。

ラビットリッジというワイナリーを聞いたことがあるだろうか!? 6~7年前にカウンティーの許可を得ずにワイナリーの建物を増設した。それを知ったソノマカウンティーのお役人は建物の取り壊しと、罰金($100,000ぐらいだったと思う)を命令した。それに嫌気をさしたオーナーはセントラルコーストに引っ越してしまった。

カリフォルニアは建築基準が最も厳しい州のひとつだが、その中でもナパカウンティーとソノマカウンティーは格別厳しいらしい。家を建てる途中で、カウンティーのインスペクターから何度もチェックを受けなければならない。そのたびにやり直し、とか変更とかしなくてはならず、予定の期限が大幅に遅れる。私の家は、去年の夏に出来上がる予定であったので、1年の遅れである。大工さんの話では、私たちはまだラッキーな方だといっていた。2002年に建て始めた夫婦が、家がなかなか完成しないために不仲になり、最近離婚した、という。その夫婦は新築の家に住めず、未完成のまま家を売りに出した。
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by kissouch | 2006-08-11 03:57 | 余談