カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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カテゴリ:ヴィンヤード/vineyard( 89 )

そろそろ春!かな?


こちらソノマ・ナパは、
桜が満開!
マスタードの花が満開!
と春だ。
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マボロシヴィンヤードでは剪定、タイイング(剪定された枝をワイヤーに結うこと)が終わり、
葡萄の発芽を待つだけだ。

この気候が続くと、あと2週間ほどで発芽が見られるだろう。


不法移民の取締りが厳しく人手不足のため、
まだ剪定を行っていないヴィンヤードも少し残っている。
いつ剪定が終わるのだろう。
芽が膨らむと柔らかくなり、剪定時に傷をつけやすい。
発芽すればなおさら難しい。


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by kissouch | 2008-02-29 03:29 | ヴィンヤード/vineyard

pruning (剪定) 2008


トレリスタイプおよび葡萄の樹の剪定はワインの品質に大きな影響を与えるのでおろそかにできない。

トレリスシステム、と一言で言ってもいろいろなタイプがあり、ワイン雑誌などを読んでいるとコルドンとかVSPとかグイヨーとかフランス語と英語が入り乱れ、わかりにくいことが多い。(記事を書いてる方もわかってるのかな、と疑問符がつく内容もある)
時々ソムリエさんやレストランシェフの方からトレリスシステムについて質問を受ける。そんな時、Drリチャード・スマートの「 Sunlight into Wine 」と言う本を薦める。f0007498_351499.jpg
私がUCデイヴィスやサンタローザJCでブドウ栽培の勉強したとき役に立った本である。いろいろなトレリスシステムやキャノピーマネージメントについて詳しく説明されている。深く勉強したい方にはお勧めの本である。(ページ数の割には少々高価だが。)

ところで私の畑ではケーン・プルーニングを用い、そして2種類の方法で剪定を行う。ヨーロッパで伝統的なグイヨーダブルとそれの変形、モディファイド・グイヨーである。
どちらの剪定方法も重要なポイントは、どのケーン(枝)を残すか、である。
ワイヤーに結いやすい位置で、もっとも健康そうな、太からず細からず、来年の剪定のことも考慮して。。。と2本のケーンを残す。
芽のカウントは、剪定時にするとおろそかになるのでタイイング(枝をワイヤーに結うこと)のときに行う。

私は本格的に畑仕事をして5年目に入る。
最初はメキシコ人ワーカーの剪定の速さに感心したものだが、年々経験をつむにあたり今年は”負けず劣らず”のレベルになった。(と自負してるが、、、どうだろう?)
今年は畑全体の3分の1をレベッカと2人で剪定した。そして残りの3分の2をメキシコ人ワーカーに任せることにした。

今週末にはすべて終わり、来週からタイイングに取り掛かる。



女性ワーカーだが、男性より正確な剪定だ。
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モディファイド・グイヨー。さて、違いがわかるだろうか。
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興味がある人は去年の剪定状況もどうぞ

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by kissouch | 2008-02-10 08:13 | ヴィンヤード/vineyard

fog=地を這う雲

ルッシアンリヴァー地区の「fog=霧」は、日本でイメージする「霧」とは少々異なる。
「地を這う雲」と言った感じだろうか。

アラスカからの冷たい海流に乗ってきた空気が海上で濃い霧になる。
海上と陸地の温度差の関係で、一定の時刻になるとその霧が海岸沿いの低い地域から一気に流れ込む。「ルッシアンリヴァーを遡る霧」のことがよく雑誌に紹介されているが、ボデガハイウェイから侵入する霧のほうが遥かに壮大だ。

2年ほど前だろうか、津波がニューヨーク襲う映画をみたが、その光景を思い出させる。
この霧を見に来るだけでも、幻ヴィンヤードを訪れる価値はあると思う。(低地の畑では霧の動きがわからない)

写真:やっと晴れ間が見えたと思ったら、突然、畑の背後から「特大の霧」が襲ってきた。
この寒い時期にはあまり見れないのだが。。。

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by kissouch | 2008-01-11 01:35 | ヴィンヤード/vineyard

狸は蜂蜜が好き?

ぶどう畑はいろいろな野生動物が行き交う。

2週間ほど前の夕方、狐の親子が私の前、数メートルのところに現れた。私を一瞥したが驚きもせずに歩いて前を横切った。狐はぶどう畑に「益」もないが「害」もないので追い払うこともしなかった。
夜になるとコヨーテやラクーン(狸の一種)が徘徊する。コヨーテが遠吠えすると、それにつられ、次々と遠くのほうからコヨーテの遠吠えが聞こえてくる。結構気味が悪い。
そして深夜にはフクロウが活動しだす。それほど大きな鳴き声ではないが、ここに住み始めたころはうるさくて何度も目を覚ました。しかし、フクロウは「益」となる動物なので、「フクロウの鳴き声は子守唄」と自分に言い聞かせて我慢している。

さて、ラクーンは葡萄を食べるので「害」となる動物だが、鹿や鳥に比べるとその量はずーっと少ないし、どこか愛嬌があるのでそれほど憎めない。
先日、レベッカが畑仕事をしているとき大きな穴を見つけた。
ゴーファー(野鼠の一種。モグラのように地下に穴を掘り葡萄の木の根を荒らす害動物。)の穴にしては大きすぎる。ウサギの穴でもないようだ。ということで、掘り返してみた。
なんと、沢山のミツバチの巣が出てきた。
まさかラクーンがここで養蜂を営んでいたわけでもあるまいし。たぶん、どこかから運んできてここに隠したのだろう。ラクーンには悪いが、ミツバチの巣と蜂蜜は埋めてしまった。

2008年ヴィンテージの幻ピノノアールは蜂蜜の香りがするかもしれない。

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by kissouch | 2007-12-26 02:33 | ヴィンヤード/vineyard

sunrise at Maboroshi Vineyard

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今年の夏に日本からこられた方が、
「あっ、雲が出ている。」
と驚かれたことがあった。

「Sunny California」という言葉があるように、
こちらナパ・ソノマでは、ブドウの成長期から収穫時期まで雨が降ることがほとんどない。
雲ひとつない青空の日が続く。

しかし、サンクスギvングが終わり、クリスマスが近づくとよく雨が降る。
もし、カリフォルニアの雲を見たければ冬に来るといい。


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by kissouch | 2007-12-23 11:41 | ヴィンヤード/vineyard

Syrah Syndrome


昨日のローカル新聞が「Syrah Syndrome」という見出しで、
「未知のウイルスが数年でシラーの樹を枯らす。専門家はその原因を見つけることが出来ない。」と述べている。
1) 症状は6~10年の樹齢の樹に見られる。
2) 根元や接木されたところにこぶのような物が出来、それが腫れ物のように膨らむ。
3) 葡萄の蔓は普通の葡萄の樹より短く、初夏に濃い緑となるはずの葉が赤くなる。
4) その結果、フルーツ量は著しく低下し、健康な葡萄が収穫できない。
カリフォルニア全体で約700エーカー(全体の約4%)のシラー畑でこのような症状が問題となっている。ひどい畑では30%の樹を引き抜いて、新しいルートストック・クーロンに植え替えなければならない。財政的にかなりの負担を強いられる。
しかし、楽観視しているグローワーも多い。フィロキセラやシャープシューターがもたらすピアース・ディジーズに比べれば脅威は少ないと。

フランスのローヌ地方では、このシンプトンが1990年前半に報告され、それ以来原因究明に力が注がれているがまだ解明されていない。

シラーズ(シラー)の本家、オーストラリアではこのような病気は報告されていない。
オーストラリア人はグラフティングのテクニックが一枚上手のようだ。



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by kissouch | 2007-12-05 08:02 | ヴィンヤード/vineyard
長年の経験、そして気候や土壌の分析などから、ナパはボルドー系の品種、ソノマはブルゴーニュー系の品種が適していることが明らかになってきている。
「ナパ」 「ソノマ」 と一口に言っても広いので、所かまわず葡萄を植えてもよいワインが出来るわけでもないが、カベルネでよいワインを造ろうと思えばナパで、ピノでよいワインを造ろうと思えばソノマの中で畑を探せ、ということだろう。
ところで、実際、「その事実」が反映されているのだろうか?
下記に主要7品種のソノマの作付け面積を記した。(2006年現在:ソノマカウンティー・アグリカルチャー・コミッショナーより)
7品種は、シラー、ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノアール、メルロー、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン。
さて、どの品種がどの作付け面積だろう?
答えはコメント欄に。
1) 14,100エーカー
2) 11,500エーカー
3) 9,900エーカー
4) 6,700エーカー
5) 5,400エーカー
6) 2,100エーカー
7) 1,800エーカー

(1ヘクタール=約2.47エーカー)



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by kissouch | 2007-12-04 07:56 | ヴィンヤード/vineyard

veraison

ここ1週間ほど涼しい日が続いている。
昨日の最高気温は16℃と、寒いくらいだ。
10日ほど前に始まったveraisonも50%ほどでストップしている。

発芽した頃の、春先のハーベスト予報では、「今年は特別早い」 といわれていた。
そして、開花時には 少し調整されて「今年は早い」 になった。
veraisonがこのままでいくと、「平年並み」に修正されるだろう。
幻ヴィンヤードの収穫は、10月初旬だろうか。


10日前にはじまったveraison
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2日前。
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by kissouch | 2007-08-07 03:58 | ヴィンヤード/vineyard

Lake Santa Rosa 07

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中央の厚い霧の下が、サンタ・ローザ。
この霧は、夕方になるとぺタルーマから北上しはじめ、朝には雲のように厚い霧になる。
平地の葡萄畑はこの霧の影響を受けるが、丘の上にある幻ヴィンヤードにはほとんど影響がない。
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by kissouch | 2007-08-03 04:56 | ヴィンヤード/vineyard

クレイ・スプレー

某ワイン好きの方からのemail。
下記の写真の中で、葉が灰色になっているのはなぜ?という質問。

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クレイ(粘土の水溶液)と呼ばれる物質を葉にスプレーする。
そうすることにより、「強い日差しによって葡萄の木が脱水状態になる。」ことを防げるといわれている。
特に若い、キャノピーが十分でない葡萄の木に有効らしい。

しかし、この写真の葡萄の木には十分なキャノピーがあるようだが。
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by kissouch | 2007-07-27 06:30 | ヴィンヤード/vineyard