カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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カテゴリ:Harvest 2006( 15 )

今年のできは? GDD

ハーベストが終わると、「今年のできはどうですか?」と質問が来だす。
勿論「良いですよ。」と答えるが、ワインはまだML醗酵中でどのように変化していくかわからない。かといって、わかってしまうと、ワイン作りの面白みが半減してしまうので、わからない方が良いのだが。

以前にも少し述べたが、Enologixと言うワイン・ラボ(ワインの研究所、映画モンダヴィーノでも取り上げられた)がソノマにある。ナパ、ソノマそしてセントラルコーストの有名ワイナリー/カルトワイナリー が顧客である。Enologixがそれぞれのワイナリーを指導して、ワインスペクテイターやロバートパーカーJrから90点以上得点できるワインを作り出すことを約束している。
そのEnologixのニュースレターに「GDD(Growing Degree Days) is aroma quality.」とでていた。GDDは「ブドウの成長期の積算温度」のことである。

過去10年間のオークヴィル(ナパ)のGDD。
最高:1997年 3524
最低:1998年 2965
過去10年のナパのカベルネは、1997年が最高の年、1998年が最低の年、と評価されている。
今年のGDDは 3134。
Enologixは今年の品質の一つの目安になる、と言っているが。。。。さて、どうだろう。
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by KISSOUCH | 2006-11-17 08:11 | Harvest 2006

Machine Harvest

「マシーンハーベストはどのようにするのか。」と、先日日本から来られた方から質問があった。
私の知り合いのローウェン・ファームでマシーンハーベストをすると聞いたので、写真を撮らせてもらった。

このハーベスターでブドウの樹をゆすり、また中にあるブラシでブドウの粒だけをフロアーに落とす。そのブドウの粒を両側にある多数の箱に集め、箱は観覧車のように上部へ昇り、シリンダーに送る。そして、ブドウの粒はそのシリンダーから別の畝を走るトラクターに送られる。(See 2nd photo)

人件費の高騰、不法移民の取締りが厳しくなってきたこともあり、今後「機械摘み」されるブドウは増えるだろう。

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Mrs. Mary- Pat Rowan
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by kissouch | 2006-10-31 05:37 | Harvest 2006

press

ハーベストからちょうど2週間。マストはまだ糖分が残って甘いが、テイストした結果プレスすることにした。
名誉ある「幻ピノ・シャべラー」はリヴィーの立候補により、リヴィーに決定。

このあとリヴィーはタンク内に入り、パーマスをかき出す。
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by kissouch | 2006-10-25 06:12 | Harvest 2006
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約1週間のコールドソークを終えて、醗酵が始まった。
カベルネソーヴィニヨンなどの他品種に比べ、ピノノアールは”醗酵速度”が早い。
故に温度を調節して緩やかな醗酵ができるように心がけねばならない。
今日のブリックスは6.8度。
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by kissouch | 2006-10-22 04:35 | Harvest 2006

Blair

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ブレアーはオーストラリアの西海岸にあるパースの出身。
大学ではワインと無関係のマーケテイングを専攻していた。
卒業後、ヨーロッパを巡り歩きロンドンのワインショップで働き始めた。そこでワインに目覚め、ワイン醸造の世界に足を入れた。今年の5月ににオーストラリアでハーベストを終えた後、カリフォルニアにやってきた。
将来はオーストラリアで友人とワイナリーを起こす計画があるようだ。
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by kissouch | 2006-10-18 08:23 | Harvest 2006

Levy

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今年のインターン・シップはオーストラリアと東海岸のニュージャージーから。リヴィーは少々年を取ってから(失礼)ワインに目覚め、どうしてもワイン作りを経験したくなり2ヶ月前にカリフォルニアにやってきた。イーストコーストからウエストコーストまでの3000マイル(約4800km)を4日間で走破して、ソノマにたどり着いた。クリスマスにはまた車を飛ばして東海岸に帰るらしい。

元々ガラス細工のデザイナーだが、ワインで身を立てようかと迷っているらしい。(私はやめた方が良いと思うが。)
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by kissouch | 2006-10-16 08:25 | Harvest 2006

Happy Harvest!!!!

収穫は10日に予定をしていたが、人手不足のため十分な人数のメキシコ人集まらず10月11日に延期した。
朝5時、まだ真っ暗だが鳥よけのネットを緩める。
7時前、日はまだ出ていないが、収穫開始。

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朝日を見ながら、ブレイク。
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カリフォルニアでは効率の良い小さな鎌を収穫に使う。
しかし、ピノノアールには不適だ。反対もあったが、ハサミを使用。
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急斜面なので大型のトラクターを使用。
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ブドウ選別に熟練した女性。とにかく早くて正確。
驚くことには、ずーっと荷台に乗ったままだ。
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帽子に注目。
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by kissouch | 2006-10-13 07:28 | Harvest 2006

total 11mm

結局、水曜日から木曜日にかけて 11mmの雨が降った。
畑の中を歩き回りブドウを調べたが、 Botrytis などのカビは全く認められず、不安から解放される。雨に洗われたからだろうか、ブドウが活き活きして見える。

今日(金曜日)から少なくとも1週間は快晴の日が続く。
ハーベストは来週火曜日(10月10日)に決定。
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by kissouch | 2006-10-07 04:51 | Harvest 2006

雨が。。。

水曜日の午後から木曜日の朝にかけて、約5mmの雨が幻ヴィンヤードに降った。
この程度の雨なら心配する必要がない、とデローチのジニーが言っている。
その言葉はうれしいが、
降雨量そのものより、湿度が高いのが少々心配だ。

今日も1日 時雨 のような雨が断続的に降るらしい。
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by kissouch | 2006-10-06 02:53 | Harvest 2006

苦渋の決断

毎日通る、Eastside road, Laguna road, Hyw116沿いのヴィンヤードの90%は収穫を終えたようだ。私の裏のKlopp Vineyardも先週ハーベストをした。
他のヴィンヤードが収穫を終えれば終えるほど、「不安になる。」
というか、収穫を延ばすのはとても勇気がいる。

さて、「苦渋の決断」等と言えば少々大袈裟に聞こえるかもしれないが、ワイン醸造では収穫日を決めるのが最も難しい。
今年は特に難しくなった。
1)糖度、酸度は理想的な値に近づいた。
2)しかし、フレーバーがピークに達していない。
3)今週、水曜日に雨が降る確率が80%。

貴方だったらどうする?
a)雨が降る前、火曜日に収穫を終えるべきか、、、、
b)カビが生える危険、収穫減の可能性があるがもう1週間我慢するか。

ブドウ生産者でもあるので a を選びたいところだが、昨日1日迷った末に b を選んだ。
ひどい雨にならないように祈るだけだ。
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by kissouch | 2006-10-03 04:37 | Harvest 2006