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カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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ワイナリー、飲酒運転事故で訴えられる。

飲酒運転による交通事故の悲劇は、日本もアメリカも同じだ。

飲酒運転で、日本では酒を出した側(レストランなど)も罪になるが、カリフォルニアの州法ではそのようなことはない。レストランでワインを飲み、飲酒運転で捕まってもレストラン側には責任がない。運転手だけが罰せられる。

こちらカリフォルニアでは”自己責任”という考え方が徹底しているからだろうか?

しかし、21歳未満にアルコール類を提供することは厳しく禁じられているので、レストランでもスーパーマーケットでもワイナリーのテイスティングルームでも”若く見える人”はIDを要求される。
日本人は幼く見えるので、30才を超えてもIDの提示を要求された経験のある人は多いだろう。
この点に関しては日本はそれほど厳しくないと思う。



2年前の飲酒運転事故で、運転していた19歳の少年ジョシュワが全身不随になった。
その家族が、ワインを提供したパラダイスリッジ・ワイナリーに対して訴訟を起こした。
ワイナリーがワインを提供すること自体は問題がないので、未成年者にワインを飲ませた、ということで訴えた。


ところで、アメリカは訴訟社会なで、訴訟で一攫千金を狙う人も多い。
手っ取り早いアメリカンドリームの達成だ。
数年前の”マクドナルドのコーヒーの火傷”は有名な例だ。
”指入りのスープ”は失敗だったが。


さて、ジョシュワがパラダイスリッジ・ワイナリーで行われた友人の結婚式に参加した。
そこでアルコール飲料を飲み、飲酒運転事故を起こしたという。
ワイナリー側のアルコール飲料の供給は9PMにストップし、事故は1:30AMに起こったことや、
事故前にセヴン・イレヴンでアルコール飲料を買った、という不利な証拠もある。
しかし、アメリカの陪審人は”弱者の見方”なので、どのような判決が出るかわからない。


今までこのような飲酒運転事故絡みのワイナリーに対する訴訟はなかったので、
多くのワイナリーの注目を集めている。
結果次第では、今後、多くのワイナリーが訴えられる可能性があるためだ。

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by kissouch | 2008-08-13 07:42 | news in sonoma/napa