カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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2005 Burgundy vs. California @ Enologix 2 .

私は、コメントには B) と G)の2つを選んだ。
ブラインドではあったが、B)は典型的なカリフォルニア・ピノ、そして G)は典型的なブルゴーニュ・ピノと思ったので。


B)はSweet and Fat. 
「アメリカ人」そのものだ。 

(フランス人ワインメーカーが相槌を打つ。)
(カリフォルニアではなく、Mid West だろうう(笑)、、、と他のワインメーカー)

最初口に含むと、フルーツの香りが強く、アルコール分が高いためにボディーが大きく、甘く感じられる。そのため、1st impression はとても良い。
 しかし、一巡して再度口に含むと、甘味は嫌味と変わり、mid から finish にかけてとても flat だ。 他の7つのワインにくらべ、明らかに酸度、タンニンが低くいためだ。
日本で、レストランシェフやソムリエさんから指摘があった、「料理に合わないカリフォルニアワイン」とはこれだろう。


G)  どうして典型的なブルゴーニュかというと、まず最初にブレットの香りが鼻を突いた。。(ブレット=ボタノマイシスについては以前取り上げたので参考に)
ワイングラスを回して空気を入れるとブレットの臭いは徐々に消え、ローズやフランボアーズの香りが出てくる。
これはトリックのようなもので、
最初に少し嫌みな臭いで包んだ後、徐々に現れるフルーツ香はより印象的で、人によっては”複雑味”だと錯覚する。

( B)のような、いきなり「Fruit Bomb」より手口が巧妙だ。)

このワインのブレット臭のレベルは低いので今は問題ないが、
今後ブレット臭のレベルが上がるのだろうか?と言うことが話題となった。
フィルターでイーストを取り除いていれば問題がないが、
そこまで考えてこのワインを造ったのだろうか? と言うのが全員の疑問だった。

フランス人ワインメーカーは冗談交じりに、
「一昔前とは違い、どこのドメーヌもよく勉強している。」と言う。

2年後に、同じメンバーでまたこのワインを開けてみようと言うことになった。

ちなみに、アロマとテイストの両部門でトップだったのは

E) Saintsbury Brown Ranch $60 (92)

2位は

F) Martinelli Bondi Home Ranch $50 (92)

最近、カーネロスのピノノアールは低迷しているように思われたが、
Saintsburyはがんばっているようだ。

その他いろいろワイン業界の裏話やゴシップを聞いたが、
ここには書けない。

聞きたい方は私のところまで遊びに来てください。



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by kissouch | 2008-06-15 15:09 | wine link