カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

オーガニックと羊

去年帰国したとき、ある酒屋さんから日本ではオーガニックワインが美味しくて、よく売れていると聞いた。(本当に美味しいのだろうか?)

こちらカリフォルニアでは事情が違う。
誰も口には出さないが、カリフォルニアの醸造家はオーガニックワインと聞けば不味いワインを連想する。内々ではオーガニックワインは不味いワインの代名詞で、「オーガニックワイン? 」 「ペッ!」 と吐き出す仕草をする。「どうすればこれほど不味いワインができるんだろう?」と、冗談を飛ばす友人もいた。
しかし、こちらカリフォルニアでも農産物のトレンドはオーガニックなので、事情は少々複雑だ。
それ故、ワイナリーのマーケテイング・コンセプトは「ブドウ栽培はできるだけオーガニックで、でもオーガニックワインとは名乗らない。」って言うところだろうか。

こちらソノマでは梅と桜が競うように咲き始め、もう春の陽気である。そろそろ草刈りの準備を始めなければならない。数年前から機械に代わって羊を使かっての草刈りをするワイナリーが現れだした。ふつうの羊は背が高すぎ、ブドウの葉や芽まで食べるので使用できない。そこでミニチュアの羊、ベビードール・シープが使われる。この羊を使うのには、草刈りだけでなくもう一つの理由がある。
春とともにワイナリーへの観光客が増えてくるが、このベビードール・シープは観光客に対して「見てください。私たちのヴィンヤードはオーガニックですよ。」と、抜群の宣伝効果があるからだ。羊の愛想はあまり良くないが、観光客には大いにアピールする。
ついに去年からこのベビードール・シープのレンタル会社まで出現した。
レンタル料は1日1匹2ドルである。
f0007498_14282177.jpg
f0007498_1429136.jpg
f0007498_14292249.jpg
f0007498_14294418.jpg

コヨーテから守るため、エレクトリックフェンスで囲む。
f0007498_1430295.jpg

電源はソーラ・パワー
f0007498_14301782.jpg


・・・・・・・・・無断転載はお断りします・・・・・・・・・・・・
[PR]
by kissouch | 2006-02-14 06:52 | ヴィンヤード/vineyard