カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

2005vintage



2005年ハーベストも、やっと終盤に近づいた。
今年はとても長いハーベストで、さすがの私も少々疲れ気味だ。
ナパ、ソノマには ヴィンクオリー、ワインラボ、ETS、エノロジクス、といったワイン専門のラボ(研究所)がある。
最初の三ラボはワインの分析が主な仕事だが、エノロジクスは少々違っている。彼らはワインの分析もするが、それよりも「契約ワイナリーに醸造のアドバイスをすることによってパーカーやスペクテイターで90点を取らせる。」ことを請け負っている。説明すると話は長くなるが、タンニン、フェノールやアントシアニンのレベルの相関関係を割り出して、それをもとに高品質のワインを作り出す。
このエノロジクスが7月早々、「今年はワーストヴィンテージだ。」と声高らかに断言した。
「あの98年の再来だ。」と。
春に雨が多かったこと、6月の開花時には雨にたたられたことなどで、誰もがそうだな、と変な納得した。
ところが、7月、8月、9月、10月と雨は全く降らず、「暑からず寒からず。」とブドウの熟成にとって理想的な日が続いた。初期の予想から一転して、「今年のワインは素晴らしい年になるだろう。」と私は予測する。
当のエノロジクスも「素晴らしい99年のようになるだろう。」と訂正した。
しかしピノノアールには厳しい年で、ロシアンリバー、ソノマコーストでは20%~80%の収穫減。品質もバラツキがあるようだ。
私の畑では収穫量は20%減だが、今年はブドウの房が一回り小さく、高品質のワインを期待している。
f0007498_14183647.jpg


・・・・・・・・・・・・・・無断転載はお断りします・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[PR]
by kissouch | 2005-10-20 13:51 | ヴィンヤード/vineyard