カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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tucking

ソノマに帰ってきてまず発した言葉は、
「お前何しててん。」
である。
普通に話すとまずいので、聞き取れないように早口で言った。
レベッカは日本に5年ほど住んでいたので、少々の日本語がわかるからだ。

この時期、ブドウの樹の成長はとても早い。特に蔓(ツル)の部分は所かまわずどんどん延びる。
ホーっておくと row(垣根?=石井さん、日本ではなんと呼ぶのですか?)と row の間の通路が蔓に覆われトラクターが通れなくなる。
また、風の強い日などは、結実しかけているクラスター部分(ブドウの房になる部分)共々蔓が折れてしまう。とくに私の畑は海風が強いので、ひどいときはブドウの樹ごと倒されてしまう。(今週既に2本倒れている。)
ゆえに、蔓をワイヤーの内側に入れる作業が必要となる。この作業がtackingタッキングである。

日本へ行く前に、レベッカにできるだけタッキングをするように頼んでおいた。
しかし、あまりはかどっていなかったようだ。
そのかわり、白かった玄関ドアーが赤色になっていた。子供の頃から赤い玄関ドアーの家に住みたかったらしい。
私が反対するのがわかっていたから、私が日本に行っている間を狙ったようである。
「鬼の居ぬ間のペンキ塗り。」というところか。
彼女にとってタッキングより、ペンキ塗りのほうが大切だったようだ。
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by kissouch | 2007-06-09 05:32 | ヴィンヤード/vineyard