カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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pruning 2011 葡萄の樹の剪定    

1月前半は雨が多く、寒い日が続いたが、
後半はまったく雨が降らず、
18℃~20℃の春の陽気が続いている。

カリフォルニアらしい気候だ。

このチャンスを逃すことことなく、葡萄の樹の剪定を始めた。
私、レベッカ、そして6人のメキシカンで、約60%終えた。
今度の日曜日までには終わりそうだ。

時々、葡萄の樹の剪定を手伝わせて欲しい、との要望があるが、
ケーン・プルーニング(ダブル・グイヨー)を数年行った経験がなければ、
(申し訳ないが)お断りしている。



カリフォルニアでは、コルドン・プルーニング、ケーン・プルーニング、そしてゴブレットの3種類が主流だ。
ゴブレットは昔ながらのテクニックで、主にジンファンデルに使用される。

コルドンは大きなヴィンヤードで多く使われている。
この剪定テクニックは、未経験でも、半日ほど実践すれば要領がわかる。
また、ケーン・プルーニングより早く仕事が済むので、経費が少なくてすむ。

上記の剪定方法に比べれば、
ケーン・プルーニングは難しい。
その上、切った枝をワイヤーに結わなければならないので、
倍以上の時間がかかる。

さて、ケーン(葡萄の木の枝)を二本選ぶわけだが、

どの枝が理想的な太さで、最も健康そうか?

その健康状態から判断して、いくつの芽を残すか?

ワイヤーに結びつけるのに折れないように曲げられるか?

そして、来年の、あるいは再来年の枝をどこに出せば理想的か?

などを、瞬間に判断しなければならない。
一度迷ってしまうと、
あれこれ余計なことを考えてしまう。
そして、次の樹にも迷いが出てしまう。

この剪定にはかなりの決断力が要求される。


ケーン・プルーニングがそんなに難しい剪定方法なら、
コルドンに変えれば?
と言われた。
しかし、葡萄の品質を考えれば、
ケーン・プルーニングをやめるわけにはいかない。

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by kissouch | 2011-01-26 03:45 | ヴィンヤード/vineyard