カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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オーガニックって?

ハーベストが終わり12月になると、ワイナリーもヴィンヤードも人の気配がなくなり静かになる。セラーワーカーもヴィンヤードワーカーもクリスマスにあわせて休暇を取るからだ。私も2週間のクリスマス休暇があるので、スキーにでも行きたいところだが、10日間はヴィンヤードで働かなければならない。この時期は疲れたブドウの樹に栄養分を与えるため堆肥を撒く。堆肥はオーガニックであるが、この場合のオーガニックって言うのは結構曖昧だと思う。この堆肥は牛糞が主であるが、これら放牧されている牛はオーガニック的に育てられたのだろうか?<<獣医からのワクチン等はどうだろう?>>  食用となる草はもちろんオーガニックでなければならないが、その牧草のためにスプリンクラーでまく水はどうだろう? クロリーンが混ざっていてもオーガニックと呼べるのか? いろいろ疑問がわいてくる。ブドウに関しては定義があるが、堆肥に関してはわからない。

昨年帰国したとき、ある酒屋さんがフランスのオーガニックワインが美味しくてよく売れると言っていた。ブドウの成熟期にはほとんど雨の降らない乾燥したカリフォルニアでもミルデュー などのカビの発生には神経を使う。こちらに比べ雨も多く湿度も高いフランスでは、オーガニックと呼ばれるブドウはカビの発生をどのように防いでいるのか。
調べてみると、オーガニックと呼ぶことのできるブドウ(ワイン)に散布してもよい農薬の項があった。  <<オーガニックに農薬??>>   昔から使われている「ボルドー液」は使ってもよいらしい。ボルドー液の主成分は銅だ。いままで「オーガニックの銅」って聞いたことはなかったが。。。
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冬枯れの幻ヴィンヤード
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by kissouch | 2005-12-16 08:16 | ヴィンヤード/vineyard