カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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葡萄の樹の剪定 2010   

もう10年ぐらい前だろうか、
ASEV(アメリカの醸造とブドウ栽培の学会)で日本から来られた某大学の先生からブドウ栽培の話を聞く機会があった。
お話は理にかなっており、なるほど!と感心した。





そして話はもっと古くなるが。


すでにリタイヤされているが、
サンタローザ・ジュニアカレッジ(SRJC)にリッチ・トーマスという名物講師がいた。
葡萄栽培を教えていたのだが、
教え子があちらこちらのワイナリーで働いていたので、とても顔が利く。
リッチ・トーマスがワイナリーに現れると、
元教え子は、「はい, はい。」と彼の言うことを聞く。

カリフォルニアにきた頃、彼のクラスを2期取った。
教室で教科書を開いて学ぶことはなく、
いつも彼が運転する黄色いスクールバスに乗ってフィールドトリップだ。
ソノマ中の畑を回り、あれこれ説明を受けた。
畑に到着すると元教え子が待っていて、
その日の授業に沿った、適当なブロックに案内する。

リッチ・トーマスの話は、
理屈抜きで、全て彼の”感覚と経験”から来たものだった。
「どうして?」と聞いても理にかなった答えが帰ってこないので、
この先生についていて大丈夫なのだろうか?と、不安も感じた。


さて、先週から幻ヴィンヤードの葡萄の樹の剪定を行った。
幻ヴィンヤードで初めて剪定を行った頃は、
「この枝を残して、この芽とこの芽を残して。。。」
と教科書どおりにやっていた。

しかし、面白いもので、何年も同じ葡萄の木の剪定をやっていると、
私とその葡萄の木々との間に通じるものがあるようだ。
べつに、葡萄の木と”会話”できるわけでもないが、
それぞれの葡萄の樹の状態などからどの枝を残し、どの枝を切るか感覚で分かるようになった。

まだまだリッチ・トーマスの境地には達してはいないが。。。。。

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Before
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After
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by kissouch | 2010-02-11 13:23 | ヴィンヤード/vineyard