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カリフォルニアのソノマでワイン醸造に携わって早くも15年。「日本人醸造家の悪戦苦闘!」を綴ったワイン日記


by kissouch
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Light Brown Apple Moth の恐怖....

ここ数年ナパやソノマでは、ヴィンヤードに被害をもたらす悪役として、グラッシー・ウイング・シャープシューターが最も恐れられていた。
しかし、最近、悪の主役が入れ替わりつつある。
2年前にサンフランシスコでライトブラウン・アップル・モスが発見されて以来、この蛾が「最悪の害虫」と呼ばれるようになってきた。

(アップル・モスが日本にも存在するのかどうか知るために、日本語でググって見た。モス・バーガーのアップル・パイがドドット出てきたが、蛾についての記述は出てこない。)

この蛾は「恐怖のアップル・モス」と呼ばれる。
2000種類以上の植物、250種類以上の農作物を食い荒らすため、農業関係者から恐れられている。
この蛾はオーストリア原産だが、2年前に突然サンフランシスコに現れた。(あるアメリカ人ブドウ栽培家はオーストラリア人の陰謀だ、と言っていた。)

サンフランシスコ近辺では、25000匹以上がすでにトラップ(罠)に掛かっている。
ナパ・ソノマでは昨年カーネロス地区で3匹見つかっただけで、その後発見されていなかった。
しかし、今年に入りセバストポールで3匹、ヒールズバーグで1匹のアップル・モスが見つかった。

複数のアップルモスが見つかると、カリフォルニア州政府はその一定の地域を管理下におく。
それゆえ、カリフォルニア州政府はセバストポールの発見された地域、18マイル四方を管理下においた。
この中には、約270エーカーの葡萄畑と70エーカーのりんご果樹園がある。
この地域の農作物や植物は、州政府のインスペクターの許可なしには自由に移動させることができない。
つまり、270エーカーの葡萄畑の所有者たちは、インスペクターの検疫なしには畑から葡萄を運び出せないことになる。

ハーベスト時にはすごい混乱が起こるだろう。

私の畑もセバストポールにある。
「大丈夫ですか?」と2,3メールを頂いた。(ありがとう)
しかし、幸いにも管理下におかれた地域から外れた。

Light Brown Apple Moth わずか1センチ足らずの大きさだ。
Light Brown Apple Moth の恐怖...._f0007498_61531100.jpg



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by kissouch | 2009-04-01 06:14 | Vineyard 2009